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「いやぁ、てっきりよからぬ事を考えてるのかと思っちゃってーーへっくしゅ!」

梨子「大丈夫……ですか?」

私と同じくらいの世代だろうかーー海に落ちた彼女は砂浜でずぶ濡れのまま慣れた手付きで火を起こし暖をとっている

「へーきへーき♪こんなの慣れっこだかーーへっくしゅ!」

梨子「……」

「すびっ……えっとこの辺の人じゃないよね?観光?」

梨子「まぁ……そんなところです」

「どこから来たの?」

梨子「……東京」

「東京!?凄い!」