ーーー

ワンッワンッ

梨子「ふふっ、よしよし、覚えててくれたんだね」ナデナデ

ワンッ

ナナ「お茶でよかった?」コトッ

梨子「うん、ありがとう」

ナナ「……」

梨子「……あの、いきなり来て、ごめんね……」

ナナ「ううん、梨子が転校しちゃった時……もう会えないかと思ってたから、ちょっとびっくりしちゃっただけ」

梨子「……」

ナナ「でも、記憶が無くなったって聞いてたのに……」

梨子「少しずつだけど……戻ってきてるの」

ナナ「えっ……」

梨子「小さい頃のこととか……ナナ達と過ごした時のこととか……事故のこととか……」

ナナ「そっか……良かったね」

梨子「うん」