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梨子「……じゃあ私、そろそろ行くね」

父「帰るのか?」

梨子「うん、でもその前に行かなきゃいけない場所があるのを思い出せた……」

父「……そうか、気をつけてな」

梨子「うん、ありがとうお父さん」

父「なに、父親として当然のことをしただけだよ」

梨子「うん」

父「梨子、父さんはいつだって梨子の味方で、梨子のファンだからな」

梨子「ふふっ……ありがとう」

父「梨子、心の目でよく見なければものごとはよく見えない」

梨子「……肝心なことはいつも目で見えないんだ、だよね」

父「……!」