果南「家庭教師だとか塾だとかでいっつもすぐ帰っちゃうから、放課後遊んだりもないし、中学は沼津の方の私立に行っちゃって、なのに浦の星に入学したんだよね」

曜「あ、思い出した」

梨子「知ってたんですか?」

曜「知ってたっていうか小学校の頃、確かに学校でいっつも果南ちゃんの後ろにくっついてた金髪の子がいた気がする」

果南「うん、それが鞠莉」

千歌「え、いたっけ?」

曜「いたよ、私たちが果南ちゃんに会いに行ったりしたら逃げたりしてた」

千歌「……それほんとに小原先輩?なんか私たちが見たのとイメージ違いすぎるけど……」

果南「私も一年の時に再開してびっくりしたよ、全然違う性格になってたから」

梨子「……」

果南「自分からどんどんアピールしたりしてさ……その頃に廃校の話も出て、生徒会に掛け合ったりしてさ……妙に張り切ってたんだ、それこそスクールアイドルを始めようなんて話もあった……なのに突然留学したんだ」

曜「えっ…」