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果南「本当に申し訳ありませんでしたっ!」

善子「ごめんなさい……っ」

母「二人共、顔を上げて、みんなのせいじゃないんだから」

善子「でもっ、私がぼんやりしてたせいで……」グスッ

果南「私がもっと早く気付いてたら梨子さんがこんな目に合わなくて済んだんです……」

母「大丈夫、大丈夫だから、ね?そんなに自分を責めないで?」

果南「はい……」

善子「……」グスッ

父「あ、いたっ、梨子は!?」

母「お父さん、梨子はまだ……でも命に別状はないそうよ」

父「っ……そうか、良かった……君達は?」

果南「梨子さんと同じ学校の松浦果南といいます」

善子「津島善子……です」グスッ