曜「あ、ちょっと待って……じゃあそもそもあの人なんで私たちが果南ちゃんと知り合いだって知ってたの?」

果南「……」

梨子「松浦さん……何か知ってます?」

果南「……鞠莉はね、小さい頃から内浦に住んでたの」

千歌「えっ嘘っ!?」

曜「でも私も千歌ちゃんも知らないけど……」

果南「あそこ、淡島ホテルのオーナーの娘なんだよ」

千歌「えー…でも淡島ホテルのオーナーさんって外国人じゃなかった?」

果南「鞠莉はハーフだからね」

曜「あの喋り方……留学かぶれかと思ったらハーフだっんだ……」

果南「小学校の3年生だったかな、イギリスから転校してきてさ……引っ込み思案でまだ日本語も下手でさ……あの頃、多分仲良かったの私くらいじゃないかな」

千歌「……」