何年経っても待ち続ける人がいる……私にはそんな人がいたのだろうか……
千歌「だから私もスクールアイドルになってこんな風にキラキラ輝いてみたいーーってうわぁ!こんな時間!?みとねぇにキレられるぅ!?」
スマホの示す時間に飛び上がった彼女はまだ生乾きであろう制服のまま鞄を掴んで駆け出した
千歌「梨子ちゃん!もしまた会えたらもっとスクールアイドルの話しようね!それじゃ!」
梨子「う、うん……さようなら……」
突然現れて突然消えていく彼女
でも…今の私の事しか知らない彼女に少しばかり安心感を覚えたのを自覚し、母の判断は少なくとも間違いではなかったんだと思った