〜スノーフルのまち〜


善子「んー……よーく寝た……」


宿屋をあとにして、うーんと背伸びをする。

ここ数日、怒涛のイベントの連続だからか、とてもよく眠れた気がする。

特に昨日は……大変なことばっかりだったから。たくさん寝て、心の力を蓄えなくちゃ。

クックック……そう、堕天使にも休息は必要なのです。特に……膨大な魔力を有し、魔術を行使する堕天使には、ね。

宿屋の前でキメポーズしながらひとりでほくそ笑む私。今日もかっこいい……!


善子「……くちゅっ!」


……そういえば雪国だったの忘れてたわ。