パビィルス「いいですかニンゲンさん!」


長い吊り橋の上。

前後左右、どこにも逃げることができない場所で最後の戦いが行われる……!

正直疲れた!


善子「ねえルビィ……そろそろ終わりにしない? 私、疲れたんだけど」

パビィルス「こ、これが最後だからっ! あと少しだから!」

パビィルス「……おほん。これが最後のゲーム! これは今までで1番危険です!」

パビィルス「見よ! 恐怖の死刑執行マシーン!」

善子「!?」


パビィルスの号令一下、大砲や槍、白い犬を始めたとした武器が現れたのだ。


パビィルス「ルビィが『やっちゃえ』って合図をしたら、このぜんぶが動き出すの!」

パビィルス「大砲が発射され! 槍が突き刺し! ナイフが切り刻む!」

パビィルス「全ての凶器が容赦なく攻撃しますよっ!」


背筋にひやりと汗が落ちる。

……これはさすがに、やばい。全速力で駆け抜けたとしても、大砲には勝てないし、そもそもナイフで吊り橋のロープを切られたら終わりだ。

どうしたら……