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次の広場まで進むと、こんな寒いっていうのにアイスクリームの屋台が出ていた。

ナイスクリームっていう商品らしいけど……客が一人も来ないって言うから、まあ、ひとつだけ買ってあげたわ。

この堕天使ヨハネの慈悲に感謝することね!クックック!

と言う感じで、私は探索を続けながらパビィルス・ダイヤ姉妹から(ほぼルビィからだけど)繰り出されるパズルを次々と解き明かした。

時には犬の兵隊をナデナデし。

時にはダイヤズのくだらない冗談に付き合い。

そして時には────

「……なんかにおわない?」

「なにかにおうわね〜」

斧を持った千歌の姉二人に出くわし。

そしてまたパズルを解く。

地面に描かれたバツをすべてマルにするパズル。

それぞれ色によって効果の違うカラフルな床をなんとか通り抜けたり。

それとは無関係のでかい鎧を着込んだ白い犬を撫でたり。

そうして街の明かりが見え始めた頃────