0282名無しで叶える物語(たこやき)
2018/07/11(水) 01:13:01.09ID:oBef+g55もういちどワンボーの攻撃。
ワンボー「うごいた! うごかなくなった?」
またしても青い剣攻撃。もし、動いたことで私がダメージを受けたなら……
善子「っ……」
私は、動かない。
剣が迫る。
青い剣は、私のハートをすり抜けそのまま飛んで行った。
善子「……ダメージがない」
やはりあの青い攻撃は動くと当たるのだ。なら、動かなければ当たらない……すり抜ける。
現にいま、あの犬は私を見失っている。
なら、やることはひとつ!
善子「ほら撫でてやるわよライラプス!」ナデナデワシャワシャ
ワンボー「なでられた!?」
慌てているようね……クックック、見えない相手から撫でられて、それはそれは恐ろしいことでしょう。
善子「さあお逃げなさいリトルデーモン! この堕天使ヨハネの怒りが爆発しないうちにね!」
YOU WIN!
0EXPと30ゴールドをかくとく!
暗転。
ワンボー「ななな、ナデナデされたぜ……動かねえもんに……ナデナデされたぜ……」
ワンボー「だめだ、ほねっこジャーキーでもキメて落ち着かねえと!」
犬が戦々恐々としながらあたりを見回す。どうせ彼に私は見えていないのでしょう。
ライラプス……またあなたに会えてよかったわ。
あとジャーキーをキメるとか言うのやめなさい!