千歌「……」チュッ


好きの代わりに口づけを交わした。

言葉にしなくても伝わるように……


ダイヤ「千歌さん……」


キスをし終わる頃には、私達の関係はさっきまでとはもう別のものに変わってしまった。

勉強したり、お茶を一緒に飲んだり、ふざけあったり……

そういったことはきっとこれからも変わらず出来るけど。

でも、さっきまでの私達じゃ絶対に出来ないことが出来るようになったの。

まるでキスによって呪いが解かれたみたいにね。