まき松「知らないわ」

えり松「本当に?」

まき松「なによ、まさか私のことを疑ってるわけ!?」

えり松「そういうわけじゃないけど…」

えり松「ほら、まき松って贅沢嗜好なところあるでしょ? だから」

まき松「知らないって言ってるでしょ!」


うみ松「二人とも、声を荒げてどうしたのですか?」

えり松「あら、うみ松」

まき松「聞いてよ、うみ松! えり松ったらこの私を盗人扱いするのよ!」

うみ松「盗人、ですか……?」

えり松「違うわ。ただここに入れておいた生活費がごっそり無くなっていて」

うみ松「生活費……あ」

えり松「うみ松?」

まき松「まさか犯人はあなたじゃないでしょうね? うみ松」

うみ松「い、いえ、私ではありません……ただ」

まき松「ただ?」

うみ松「先程、のぞ松がその棚を開けていたような…」

えり松「なっ…!?」