遠い昔、遥か極東の島国で……
 
ヌマヅ地方は戦乱の只中にあった
 
3年前、突如頭角を顕した堕天教団はクローン兵の軍勢を率い、ヌマヅ地方全域に勢力を拡大していった
 
堕天教団の高圧的な支配体制に反発した市民は一揆を起こすも、即座に鎮圧され次々とクローン兵によって彼らの拠点へと連行されていった
 
残された人々の多くは堕天使のご神体から放たれる闇の波動によって思考停止して教団を賛美するようになるも、中にはその影響を受けずに組織だった反乱軍を編成する者達も現れ始めた
 
堕天教団と反乱軍の一進一退の攻防が続いてから3年、今まさに反乱軍の最終作戦が始まろうとしていた