声をかけてきたのは若い女性……かと思われる人物
 全身すっぽりと黒いローブに身を包み、フードで顔も良く見えません


??「そうそう、あなた」

梨子「えと、なんでしょう?」

??「よかったら、占いやっていかへん?」

梨子「占い?」


 その女性は小さなテーブルに水晶球とタロットカードを用意していました
 どうしてこんなところでと思いますが、どこか占いという部分での雰囲気はあります


??「なにかお困りのよーやねぇ、道にでも迷ったんかな?」

梨子「あ、はい……お恥ずかしながら……」

??「ふーん、そう。じゃあちょっと占ってあげよう」

梨子「あ、でも私今持ち合わせが……」