海未「ことり……」

海未「辛かったのなら、もっと早く言ってくれてもよかったんですよ?」

ことり「でも!こんなの……嫌われちゃうかもって………」

海未「どんなものが生えていようと、ことりはことりですよ…嫌いになるわけ、ないでしょう?」

ことり「海未ちゃん……海未ちゃあぁんっ!!」ギューッ

海未「辛かったでしょう……安心してください。私は…ことりの味方です」ギューッ

私の腕のなかで弱々しく、小刻みに震えて泣いていることり。

それも当たり前の話でしょう。
原因も全くわからず男性の生殖器が突然生えてくる、など。
不安でない訳がありません。

私で、少しでもそんなことりの力になれるのなら。可能な限り、どんなことでもしてあげましょう……。