絵里「だから甘い納豆は醤油しか想像できないから不味い。苦いチョコレートは不味い。同じように、パッケージと違う飲み物には驚くし、ストローでのむコーン缶は美味しくない」

真姫「コーン缶は嫌ね」

絵里「結論。今回の題目の解答は見つけられなかった。それが正解。「解なし」が答えなの。人によって知識も経験も価値観もイメージも違うんだから、十人十色の感想で当たり前なのよ」

分かりきったことを、より深く。分解して。

真姫「そうね」

にこ「解なし。それは無限と同義。奥深いどころか底なしじゃない」

真姫は髪をくるくるいじりながら晴れやかな表情をして、にこは底なしの探究心をその目に光らせて悪役っぽくニタァと笑った。

何気ない疑問を、どこまでも限りなく、分解する。

そうすることで、世界を、宇宙の理の全てを知りたくて、掌握したくて。

純粋なその気持ちを、糧にして。

今日も一つ、我々は世界の真理を解き明かす。

無限の世界を、我々の手をもって広げるのだ。