絵里「普段から慣れ親しんでるはずの紅茶、アクエリエス、いちご牛乳。それと知らずに飲んだ真姫とにこの顔は、喜怒哀楽で言えば、怒か哀。正負でいえば負。
つまり不快寄りな顔だった。それは味に対する何らかの反応だから、口に入れた瞬間は「おいしい!」じゃなくて「まずい!」に近い反応を示したことになる」

でも、私は説明する。

私達は追求する。

絵里「自分の思い描いたイメージとの差異を感じた瞬間、そこには「不味さ」が生まれるの。それは飲み方でも同じことで、普段ストローにさして飲むことしかしない牛乳をコップに注いだら何か違うなーみたいな」

真姫「そのイメージって、飲む直前のことでしょ?不意打ちされたらそう感じるのは理解できるけど、ストローとコップは関係ないわよ」

鋭い真姫が突っ込みを入れてきた。