真姫「敏感な場所だからこそ、イメージと違って脳が拒否反応を起こすんだと思う」

そう。

絵里「つまり、そういうこと。飲むとき、私たちは自ずとその味を、風味をイメージしてるわ。知っている名前や見た目、商品を象徴するパッケージはイメージさせるの」

二人は私の声に集中する。

きっと、こんなことは誰でも分かっている。