ーーーそして


梨子「……こんな感じで、どうかな……?」ファサッ

果南「うん、いい感じに私っぽいね。私はどうかな?」フフッ

梨子「オッケーですっ。ふふっ……なんか、変な感じ。まるで鏡を見てるみたい」クスクス

果南「これ、ヘアピンで前髪を『ピョコン』って跳ねらせるの、難しいね……。梨子ちゃんのこだわりがわかったよ……」

梨子「確かに前髪は……梨子も、こだわってるかな? ……地味だから」

果南「こんな前髪跳ねさせてる時点で、それなりに目立ってるよ」クスクス

梨子「……それ、あんまり褒めてないでしょ」ムスッ