真姫「加虐性欲…?」
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〜図書室〜
加虐性欲とは相手(動物も含む)を身体的に虐待を与えたり、精神的に苦痛を与えたりすることによって性的快感を味わう。
また、そのような行為をしている自分を妄想したり相手の苦痛の表情を想像して性的興奮を得る性的嗜好の一つのタイプである。
真姫「………」ペラペラ
真姫(なによこれ)
真姫(これじゃ私、異常者みたいじゃない)
真姫「………あら?」
ふと本から視線を上げると花陽がキョロキョロと辺りを見渡しているのが目に入る。
今日は彼女と一緒に帰る約束をしていたのだ、軽く手を挙げて自分の位置を知らせると。
花陽「真姫ちゃん!」
こちらに気付いた花陽が駆け寄ってきた。 花陽「待たせちゃってごめんね!」
真姫「いいのよ調べ物もあったし」
花陽「わぁ…難しそうな本だね」
花陽が子供みたいに本を覗き込んできたが、今まで見ていたページを隠すように本を閉じ、表紙や背表紙の文字も見えないように手で隠しながら本棚に戻した。
真姫「もう私の用は済んだし、帰りましょうか?」
花陽はその行動を少しだけ不思議そうに見ていたが、特に気にする様子もなく笑顔で答えた。
花陽「うん!」
真姫(…今日も花陽は可愛いわ)
真姫(普段引っ込み思案な分、友達には人懐っこくて)
真姫(そんな花陽に酷い事したら)
真姫(どうなっちゃうのかしら…)ゾクゾク
花陽「真姫ちゃん震えてるよ?」
真姫「えっ?あぁ…寒いわね今日は」
花陽「大丈夫?」
真姫「えぇ、平気よ」
自然にマフラーを軽く巻き直しながら答える。
花陽「凛ちゃんも風邪引いちゃったし真姫ちゃんも気をつけてね…?」
真姫(花陽が心配してくれてる表情…可愛いわ…) 花陽「ところでね、今日お鍋にしようと思ってるんだけど…」
真姫「そうなの」
花陽「真姫ちゃんも家こない?」
真姫「いいの?」
花陽「お昼ご飯を食べながらね夕食考えてたらお鍋の気分になっちゃったんだけどね」
真姫(お昼食べながら考える事なのかしら…)
花陽「実は今日一人なんだ」
真姫「そうなの」
花陽「一人でお鍋は寂しいし…真姫ちゃんが来てくれたら嬉しいな…なんて」ジトォ…
真姫(小動物みたいにこちらの様子を伺ってる表情も素敵ね)
花陽「……」ジー
真姫(……でも)
花陽「……」ジー
真姫「……」
花陽「…………も、もしかして都合悪かった?」
真姫「……」 花陽「あっ!ごっごめんね!急に誘ったりなんかしちゃって…」
真姫(花陽の悲しそうな顔……これが一番…)
花陽「気にしないでいいから!」
真姫(……いえ)
花陽「私なら一人で食べきれちゃうし!」
真姫「……大丈夫よ」
花陽「え?」
真姫「お邪魔するわ花陽の家に」
花陽「本当?」パァ
真姫「えぇ」
花陽「わぁ〜!」
真姫(いえ、花陽の笑顔が一番可愛い……その筈よ)
花陽「それでね買い物して帰りたいんだけど」
真姫「いいわよ付き合うわ」
花陽「ありがとう!」
真姫(…その筈よね)
花陽「ところで真姫ちゃん」
真姫「なにかしら?」
花陽「さっき図書室で何を調べてたの?」
真姫「…自分の事よ」
花陽「?」 〜スーパーにて〜
花陽「トマト鍋にしようかなぁ〜」
真姫「別に気を使わないでいいのよ?花陽の好きな物で」
花陽「ううん花陽が真姫ちゃんのために作りたいの」エヘヘ
真姫「そう」
花陽「具材は野菜とお肉がいいかな、お魚と貝もいいよねぇ」
真姫「全部いれちゃえば」
花陽「真姫ちゃんったら贅沢!でもそうしましょう」
真姫(ふふ、楽しそうね)
花陽「お鍋のしめは何にしようかな…」
真姫「雑炊とかかしら?」
花陽「……むっ!真姫ちゃん!」
途端に唇を尖らせこちらを見据える花陽。
真姫「え?」
花陽「そんなの邪道だよ!お米は真っ白なまま食べてあげなくちゃ!」
真姫「あぁ…そうだったわね」
真姫(少し怒った顔も可愛い) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています