0001名無しで叶える物語(おいしい水)
2018/01/04(木) 22:25:48.37ID:/pjGXfJ2千歌(間違いなく、あの体液は梨子ちゃんの戦略)(つまり、体液の付いたこのカードは、市民…)
千歌(なるほど、なるほど。さすがにここまで来ただけのことはあるのだ、それなりにツワモノなのだ。けど…)
千歌(全部分かったのだ、残念ながら、千歌には一歩届かなかったのだ…)
千歌「惜しいのだ梨子ちゃん、梨子ちゃんの盛った毒は漏れた、服毒には至らずなのだ!」
梨子「千歌ちゃん。私がレズに見えた?」
千歌「うん、だってレズなのだ!」
梨子「そう。………なら、あなたこそがレズなのよ。こんな風な物言わぬ心理戦は鏡をみるようなもの。レズの心を読もうと必死に考えるつもりが、気が付けば、自分だったらどうする?、と考えている。つまり、私がレズに見えたなら、千歌ちゃんこそがレズなのよ!」
千歌「何言ってるのだ。見苦しいのだ!」
梨子「いや、そんなんじゃないわ。お礼よ、レズでいてくれて、ありがとう」バン!
曜「やった!でも……何で?」
千歌「これ・・・、どうしてレズが……」
千歌「すり替えたんじゃないのだ?これ、これ、体液が飛び散る前に……」
梨子「残念だけど、そうじゃない」
梨子「私がしたのは、体液が飛び散る前に、テーブルの上に伏せたノンケとレズを手元に引き寄せ、ただそこに、手の中に仕込んだノンケを置き、そのまま戻した」
梨子「それだけよ。つまり、すり替えもどきなのよ」
曜(すり替えなかった…!)
千歌「嘘なのだ!、そんなバカなことあるわけないのだ!!」
千歌「どうして…、梨子ちゃ、っどうして梨子ちゃん……、どうして!、すり替えなかったのだ!!」
梨子「簡単よ、私は信頼したの」
千歌「信頼?」
梨子「あなたはえっちよ。私が出会った女の子達の中じゃ文句無くナンバーワンのえっちスケッチよ。そんなえっちな女の子が、まず、この体液に気付かないはずが無い。気付く。気付くのよ」
梨子「そして、気付いたら、この体液をそのまま単純に舐めたりなんかしない。洞察する。体液は仕掛けと見る。こちらの作為を見抜く。当然よ!えっちなんだから!えっちだから、気付いた後に疑う」
梨子「そして、その洞察はきっと届く。タチネコジャンケンの時に私がすり替えをしたことに。そして、今回もそのチャンスがあったことに」
梨子「そして、ほくそ笑む。この、レズめと!!」
梨子「そうなれば、もう自分の勝ちを疑わない。そりゃあそうよ。なにせ今自分が相手にしているのは、えっちな自分と比べたら話しにならないはわわ!はわわなんだから!」
梨子「驕るわよね、驕るよねえっちだから。ここまで、はわわを寄せ付けずに勝ち続けてきたんだから。その、えっちゆえの驕りを討ったのよ!!」
梨子「このでかっちちちっちすけべっちぃぃぃぁぁぁぁぁぁ!!!」
梨子「勝った!勝ったわよ!千歌ちゃん!!ああ、ぱんつだよ。私は、千歌ちゃんに勝ったわ!!!」
千歌「こ、このおぉぉぉ」