「母さんはいないみたいね」

海未「あ……はい。買い物に出かけたみたいです」

「ふふっ、料理を振舞われる立場になるのって何年ぶりかしら」

「でも一応インターホン押して正解だったわね。実家だからそのまま入っていいかと思っていたのだけれど。でもまさか海未が出迎えてくれるとは思わなくて思わず抱きしめちゃったわ♡」

海未「……」

「海未?」

海未「ひゃ、はぃぃ!?」

「もしかして緊張してる?」

海未「!そ、そんなことは……」