0022名無しで叶える物語(ささかまぼこ)
2018/01/04(木) 01:43:41.28ID:Y/qz03qJ恥ずかしいですが、脇目も振らずに家へと帰りましたよ。
……ええ。あの時息がいつもより上がっていたのは、そういうわけ。
あれは……結局、なんだったんでしょうね。
バックトラックと同じように、何かから逃げるための陽動として用いていたのなら。
いえ、それにしたって用意周到すぎます。
それならば……むしろ、逆だったのではないでしょうか。
何かから逃げるのではなく、何かを捕らえる。
好奇の目で近付いた獲物を、誘うための罠だとしたら――