0019名無しで叶える物語(ささかまぼこ)垢版 | 大砲2018/01/04(木) 01:31:04.48ID:Y/qz03qJ 小さな足跡は点々と、私が来たのとは反対に伸びていて。 つい何とはなしに、その足跡を追いかけてみることにしたんです。 物珍しさと言うのも、もしかしたらあったかもしれません。 そうして道なりに……200mほど歩いたくらいでしょうか。 真正面に塀がくる形で、丁字路に差し掛かったんですが…… その丁字路の分かれ道の、両方。左右どちらの道にも足跡は続いていました。 まるで鏡に写したかと見紛うほどに、綺麗に二手に分かれていたんです。