「……今日は罰として前戯なしに入れるけど……いいよね?」

 耳元で吐息に混じって囁かれるその言葉。ぞくぞくと背筋に悪寒が走る。
 拡張もなしにいきなり入れられては、避けること間違いない。
 しばらくは地獄のような日々を送ることになるだろう。
 ……断らなければ。
 流石にそれだけはやめてくれと断らなければ……。
 
「……は、い」

 だけど、俺は気づいた時にはそう答えていた。