「それじゃー後ろ向いて」

 俺は言う通りに曜ちゃんに背を向け、僅かに尻を突き出す。
 ……いつものように。

「うん、いい子」

 頭頂部から背筋を沿い、尻の割れ目まで。曜ちゃんの手が下がっていく。

「っ、」 

 ぴくんと小さく体が跳ねる。
 背筋に指が這うこの感覚だけはいつやられても慣れず、つい反応してしまう。