千歌(20)「ダイヤさーん、お酒飲みましょー!」ダイヤ(21)「飲みませんわ」
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千歌「えーそんなぁ!せっかく来たのに即答しないで下さいよー!」
ダイヤ「やかましい!また連絡もなしにいきなり訪ねてきて…今何時だと思っているんです!」
千歌「いつものことじゃないですかー!いつもみたいに一緒に飲みましょうよー!」
ダイヤ「自覚があるなら前もって連絡するとかしなさい!」 千歌「えへへ…ダイヤさん捕まえたー♡」
ダイヤ「は、離してください!」
千歌「ふふふ、無駄ですよ…ダイヤさんの力じゃ振り解けないのはもう分かりきってます」
ダイヤ「だ、だから何故あなたはお酒を飲むと毎回襲いかかってくるのですか!」
千歌「うーん…何でかって言うと、ダイヤさんのせいです♡」
ダイヤ「な、なんで私が悪いので…ひゃんっ///」ビクッ
千歌「ふふっ…可愛い声ですね…♡」
ダイヤ「へ、変なところ触らないで下さい…」ナミダメ
千歌「…」ゾクゾク 千歌「…やっぱり、悪いのはダイヤさんです」スッ
ダイヤ「で、ですから何が…んっ///」ゾワッ
千歌「こんなに優しくて…こんなに可愛くて…こんなに素敵だから、こうなるんです」
ダイヤ「や、やめ…くすぐった…///」
千歌「ダイヤさん?ちゃんとチカの顔見てください…♡」
ダイヤ「う…ち、ちか、さん…待って…」ナミダメ
千歌「っ」ゾクゾク
千歌「ふふっ…ごめんなさい、待てません♡」
千歌「ダイヤさん…いただきます♡」 …………
チュンチュン
千歌「…ん−」
千歌(もう朝なんだ…ねむい…ちょっと頭痛い)
千歌「…ん?」
千歌(なんか布団の感じがいつもと…って)
千歌(そうだ、ここダイヤさん家だ)
千歌(ということは…やばい!)ガバッ
千歌(ダイヤさん絶対怒って…って) 千歌「…あれ?」
千歌(…いない)
千歌(こういうとき、毎回涙目で怒りながらベッドのそばに立ってるはずなのに)
千歌「…いい匂い」スンスン
千歌(…お魚焼いてる匂い?)
ダイヤ「ああ、起きましたか。おはようございます、千歌さん」 千歌「…へ?」
ダイヤ「どうしたんです?そんなに呆けて」
千歌「え、いやなんていうか…ダイヤさんは何をして?」
ダイヤ「ご覧の通り、朝食の用意ですけれど」
千歌「えっ…なんで?」
ダイヤ「いや何故と言われましても…いりませんか?」
千歌「いや食べたいですですけど…?」
ダイヤ「とりあえず顔を洗ってきてください。少し手伝って欲しいので」
千歌「あっ、はい」
千歌(なんでダイヤさんこんなに優しいの…) 千歌「えと、洗ってきました」
ダイヤ「早かったですわね。もう少ししたらお手伝いをお願いしたいので待っていてください」
千歌「わ、わかりました」
ダイヤ「?だからどうしたのですかさっきから」
千歌「いや、その…ダイヤさんエプロン似合いますよね」
ダイヤ「ふふっ。なんですの、いきなり 千歌「いや、えっと、そうじゃなくて」
ダイヤ「だからなんです?」
千歌「…ダイヤさん?」
ダイヤ「はい?」
千歌「…怒ってないんですか?」
千歌(いつもは朝起きたら涙目で怒ってて、機嫌とるの大変なのに…) ダイヤ「怒られるようなことをしたという自覚はあるのですね」クスッ
千歌「い、いやー。なんというかー…」
ダイヤ「まったく…千歌さんときたら、お酒を飲むたびにこうなるのですから…」
千歌「うう…」
ダイヤ「…まあ、いつものようにただ酔った勢いで襲ってきただけだったなら怒っていますけど」
ダイヤ「でも、寂しいっていう気持ちは本音だったのでしょう?」
千歌「ーっ」 ダイヤ「さすがに長い付き合いですからね。そのくらいのことはわかりますわ」
千歌「…」
ダイヤ「正直な話、気持ちはとてもわかるのです。私も普段はなかなか皆さんと会う機会がありませんから」
ダイヤ「…だからまあ、何と言いますか…たまには優しくしてあげようと思っただけです」クスッ
千歌「…」
千歌(やっぱり、ダイヤさんはダイヤさんだな…)
千歌(しっかりしてて、普段は厳しいけど…それでも…) 千歌「…えいっ」ギュッ
ダイヤ「ちょ、どうしたのですか急に抱きついてきて。まだ料理の途中なのですから危ないですわよ」
千歌「いいんですー」
ダイヤ「いやですから…まあ、たまにはいいかもしれません」
千歌「えへへー♡」ギュッ
ダイヤ「腕は掴まないでくださいね?」
千歌「はーい。腰に絡みつくだけにしておきます」
ダイヤ「変な言い方するんじゃありません」 千歌「…なんか私、すっごい幸せです」
ダイヤ「ふふっ、なんですか急に?」
千歌(好きな人が、私を理解してくれて)
千歌(受け入れてくれて、優しくしてくれて)
千歌(朝ごはん作ってくれたりして)
千歌(こうして、一緒にいられて)
千歌「なんかこういう時間が…幸せだなーって」 千歌(ダイヤさんが私のことどう思ってるか、まだ聞けてないし)
千歌(それどころか、私も自分の気持ちは伝えられてなくて)
千歌(今はよくわからない関係になっちゃってるけど…いつかは…)
ダイヤ「千歌さん、出来上がりました。お皿を出してくださいませ」
千歌「はーい!あーお腹空いたー!」
千歌(でもまあ、とりあえずしばらくは…)
千歌「…ねえねえ、ダイヤさん?」
ダイヤ「はい?なんですの?」 終わり
何故かリンク貼れないのですが前書いたやつらもよかったら
曜「ふざけて梨子ちゃんに壁クイしたら間違ってキスしてしまった」
梨子「プレゼントは…私だよ///」
梨子「堕天使ヨハネはとってもちょろい」
等 めちゃくちゃ良いダイちかだった…社会人SS流行れ! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています