0026名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@無断転載は禁止 (ガラプー KK52-ypVc [05004017452212_ex])
2017/08/09(水) 20:14:40.17ID:LIGGJstJKアーシャ「う、うん。一応集めて調べてみてるんだけど…まだ、あれがどういう物なのかよくわからないの」
にこ「ニオが居なくなったっていうのも光る花と関係あるんでしょ?」
アーシャ「うん。…光る花が咲く場所に、ニオが現れたことがあって。だから、にこと初めて会ったときも…」
にこ「私を妹と勘違いした?」
アーシャ「だって、ほとんど同じ状況だったし、にことニオは少し似てるし…」
キキッ
ほのにこ「…ん?」
アーシャ「涸れ谷に入るよ。…二人とも気をつけて。ここはいろいろ出るから」
にこ「出るって…さっきの青いボールみたいなのとか!?」
アーシャ「スラグは涸れ谷には多分いないけど…もっと危険な獣とかが出るかも」
穂乃果「けもの…」
『メ゙ェェ』
『フガッ』
パナ「ブモ?」
にこ「アハハ。あんたも獣だったわね」
トテテテ…
穂乃果「なんかいるよ!?」
コツン
にこ「どわぁ!?…な、何よ?」
アーシャ「あれはフルーツハムスターだよ。薬草園にもいるの。いたずら好きの小動物」
穂乃果「へー。なんか可愛いね♪」
アーシャ「木の実を投げつけてくるから、逃げたほうがいいよ。噛まれると結構痛いし」
にこ「獣ってこれのこと?」
アーシャ「ううん。もっと大きい肉食の獣が出ることもあるから…この辺りに長居は無用」
ドタバタ
アーシャ「この先に私のアトリエがあって、その向こうに薬草園の遺跡があるの。アトリエに寄っていく?」
にこ「アトリエは帰りでいいんじゃない?」
穂乃果「そうですね…それでいい?パナちゃん」
パナ「バモ!」