穂乃果「アーシャさんでも光る花のことはわからないんですか?」

アーシャ「う、うん。一応集めて調べてみてるんだけど…まだ、あれがどういう物なのかよくわからないの」

にこ「ニオが居なくなったっていうのも光る花と関係あるんでしょ?」

アーシャ「うん。…光る花が咲く場所に、ニオが現れたことがあって。だから、にこと初めて会ったときも…」

にこ「私を妹と勘違いした?」

アーシャ「だって、ほとんど同じ状況だったし、にことニオは少し似てるし…」

キキッ

ほのにこ「…ん?」

アーシャ「涸れ谷に入るよ。…二人とも気をつけて。ここはいろいろ出るから」

にこ「出るって…さっきの青いボールみたいなのとか!?」

アーシャ「スラグは涸れ谷には多分いないけど…もっと危険な獣とかが出るかも」

穂乃果「けもの…」

『メ゙ェェ』
『フガッ』

パナ「ブモ?」

にこ「アハハ。あんたも獣だったわね」

トテテテ…

穂乃果「なんかいるよ!?」

コツン

にこ「どわぁ!?…な、何よ?」

アーシャ「あれはフルーツハムスターだよ。薬草園にもいるの。いたずら好きの小動物」

穂乃果「へー。なんか可愛いね♪」

アーシャ「木の実を投げつけてくるから、逃げたほうがいいよ。噛まれると結構痛いし」

にこ「獣ってこれのこと?」

アーシャ「ううん。もっと大きい肉食の獣が出ることもあるから…この辺りに長居は無用」

ドタバタ

アーシャ「この先に私のアトリエがあって、その向こうに薬草園の遺跡があるの。アトリエに寄っていく?」

にこ「アトリエは帰りでいいんじゃない?」

穂乃果「そうですね…それでいい?パナちゃん」

パナ「バモ!」