希「ちなみに、他に刃物は?」

あんじゅ「ないわよ。危険な物は持ち歩かないわ。アイドルだもの♪」

ことり(爪切りだったら、調理室の刃物を借りたほうがマシな気がする…)

英玲奈「フッ…どうやら私の出番のようだな」

花陽「じゃ、じゃあ私が決めていいですか?」

英玲奈「ああ。勝負の方法は君に任せよう」

花陽「紙飛行機…で、どうですか?」

のぞあんツバ「紙飛行機!?」

花陽「制限時間内に紙だけで作れば、形や大きさは自由。完成したら飛ばして飛距離を競います」

英玲奈「ほう…面白い。いいだろう。受けて立つ」

希(花陽ちゃんの折り紙は全米がびっくりするほどの腕前…あれならA-RISEにも勝てる!)

オリオリ

英玲奈(紙飛行機など随分久しぶりだ。童心にかえるようだな…)シミジミ

英玲奈「よし。できたぞ…これならよく飛びそうだ」

あんじゅ「花陽ちゃんは…?」

亜里沙「もう時間が…」

花陽「で、できました!」ドーン

のぞありえれあんツバ「!?」

ツバサ「ちょ、ちょっと…本物の飛行機なんて反則でしょ!?」

英玲奈「どうやってグラウンドに…いや、まさか」

花陽「は、はい。これ…折り紙です」

希「うそやろ!?」
亜里沙「Хорошо!」

ことり「確かに紙でできてるみたい…だけど」

英玲奈「だが、その大きさでは…紙だけなら動力源も無いし飛ばないだろう?」

花陽「だ、大丈夫です。折り紙ですから…見た目より軽いし、思いっきり投げれば…あっ」コケッ

ドサ

花陽「」

亜里沙「は、花陽さん!?」