はえ〜

IBM 704という大型計算機において、FORTRANというプログラミング言語が1956年に開発された際、
かけ算記号「×」の代わりにアスタリスク「*」を使ったのが、最も大きい原因でしょう。
IBM 704に接続されていたカードパンチ(入力用端末)のIBM 721は、元々統計用のものだったので、
A〜Zと0〜9と10種類の記号「. , ( ) + - * / = $」および空白しか入力できませんでした。

そこで、かけ算の記号として「*」を、わり算の記号として「/」を、べき乗の記号として「**」を、それぞれFORTRANでは代用したのです。
現在のコンピュータにおいて、かけ算記号「×」の代わりにアスタリスク「*」を使うのは、その名残りだと言えるでしょう。