「病気にならない免疫生活のすすめ」(安保徹・中経の文庫)

安保徹氏は新潟大学医学部の元教授。免疫理論を完成した世界的免疫学者。
彼は、ガンにならない生活の仕方、ガンになっても今までの三大療法(手術・抗がん
剤・放射線)に頼らない治療法を訴えてきた。

彼の著作はたくさんあるが、この本が一番読みやすいので取り上げました。
キーワードは自律神経(ストレス等)・白血球・体温です。

大学定年後は全国各地で公演活動を行い、ユーモアのある内容で好評を得ていま
した。だから、彼は製薬会社や他の医療関係者から疎まれていました。
でも、三大療法を非難する仲間も増えて来ていました。

ところが、70歳ぐらいに大動脈解離で突然、亡くなってしまいました。彼ほどの
著名な学者が亡くなったのに、各新聞社は彼の死を報じませんでした。
本当におかしなことです。

彼が亡くなると、製薬会社や医者などが喜びます。彼は講演で「私は命をねらわれて
いるのです」と冗談半分で言っていました。
彼の予想以上に若い死は非常に残念です。