もう約8年前になるんですけど、僕が「FFXIV」を担当するというアナウンスが出た
翌日にたまたまイベントで帰り際に、辻本さんが「吉田さん!」と声を掛けてくれて
「(発表を)見たけど、何考えてるの?」と言われて(笑)、
「まあ、でも、もう決めたから」と返したら、放送では触れませんでしたが、
実はあの時、辻本さんから、「モンハン作って欲しかったのに」と言われていて、
「でもやるっと決めたらやるんだろうから、(「FFXIV」が)ダメだったら
『モンハン』造りに来て。うまくいったら、うまくいった実績を持って
『モンハン』造りにきて」とまで言ってくれたんです。

 さらに辻本さんには「立て直すために何でもやるんだろうから、
『モンハン』の力を貸せるなら、なんでもできるから言って」と言って貰えたのは
かなり僕の中で力になっていて、「FFXIV」はもの凄い状況をひっくり返さないと
いけなかったので、有名無名に関係なく、自分という人間を応援してくれる人がいるのは、
思い切ってチャレンジする上で勇気づけられたコメントでした。
でも、だからこそ「FFXIV」が「モンハン」に並べる位置まで行ってからじゃないと、
コラボをしても「モンハン」に助けられるだけになってしまうので、
「そこまでいくまで頑張るよ」という話をさせていただきました。