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ももみん「明朝ななこ様がリュックを持って出かけるとすぐに貴方は行動を開始。貴方の背丈では鍵に手が届かず窓を割って外に出る。そしてお山に直行。なんとかまだ薄暗いうちに3人を殺害する事に成功した貴方は、遅れている計画を取り戻そうと必死だった」
ももみん「しかし、ここで2つ目のアクシデント。儀式の段取りをする前にハレマイアが貴方の後ろから追い付いてきてしまった」
ももみん「ハレマイアと鉢合わせないように、貴方は首の回収や胴体の配置を諦めて一旦現場を離れる。そして麓でハレマイアが下りてくるのを待ち、偶然に会った風を装い『騒ぎたてるな』とやんわり釘を刺した上で駅の業務へと急いだ」
ももみん「ガルシア様とのやり取りの間も貴方は気が気ではなかったでしょう。列車が出るとすぐにお山に戻って首を回収し儀式の準備を済ませた。そしてハレマイアが誰かにお山の事を話す前に、と必死で彼女を探した」 ももみん「どの辺りであの子を見つけたのかは分かりませんが、とにかく貴方はハレマイアを見つけると後を尾けた。手には、おそらくお山に用意してあったのでしょう6人目用のマーキングのレリーフと凶器を握りしめて」
ももみん「しかし殺害の機会は来ることなく、ももみんはアタクシの家の中へ入ってしまった。貴方は考えた。『ハレマイアは頭が少しアレだから放っておいても心配は少ないがももみんに知られたとなると厄介だぞ』と」 ガルちゃん「ももみんけっこう酷いこと言ってるのじゃ」ヒソヒソ
ななこお姉さん「まあでもハレマイアちゃんだしね〜」ヒソヒソ ももみん「貴方はその時に、6人目のターゲットをハレマイアからアタクシへと変更したのです」
ももみん「『魔物とルシフェル』のレリーフを玄関に付けた貴方はアタクシとハレマイアが出てくるのを待った。一緒に捜査するふりをしてアタクシを見張るために」
ももみん「ななこ様の家での行動は先ほど話した通り。単独で室内に入り証拠隠滅を済ませた。貴方はあの小さなガラスの割れ穴を通れると確信していましたわね。貴方が開けた穴なのだから当然ですわ」
ももみん「お山で捜査を始めたアタクシ達に貴方の焦りはますます強くなる。もうすぐガルシア様も帰ってくる。残りのターゲット3人全員に警戒されていては計画はパーになったも同然」
ももみん「まだ何も知らないガルシア様とアタクシ達2人を合流させる事だけは絶対避けなければいけない。貴方は大急ぎでこの駅舎へ駆けつけたのです………この場で、ガルシア様を、殺してしまうために!!!」ババババババーーン ガルちゃん「なんて事じゃ…話はよく分からなかったけど、ちあき殺されるところだったのか…」
ななこお姉さん「だからトカゲ君自分からハレマイアちゃんの付き添いを買って出たのね〜」
ももみん「さあトカゲ様、もう逃げられませんわ。アタクシの灰色の脳細胞の前ではどんな企みもスポットライトに晒された道化!」 CPオオトカゲ「………フフ」
CPオオトカゲ「フハハ……フハハハハ!!」
ももみん「!?」
CPオオトカゲ「いやはや、実に、実に楽しい物語だったよ、ももみん」ニヤニヤ
CPオオトカゲ「でもなあ…物語は所詮物語…」
CPオオトカゲ「物証がないんじゃあなあ…だろ?物・的・証・拠だよ」ニタア ももみん「……フフ」
ももみん「ウフフ……オホホホホ!!」
CPオオトカゲ「!?」
ももみん「そうですわね。貴方は見事な立ち回りで証拠を潰して回った。ガルシア様の人形にも公然と触れている。ななこ様の家の中も、どこに指紋があろうが『偵察に入った時に付いた』で片付きます。…しかし」
ももみん「あのレリーフはどうでしょうか?『それは一体なんだ?』と貴方ははっきり知らないものだとおっしゃった。あのレリーフから指紋が出ればもう言い逃
おけら伯爵「……フフ」 おけら伯爵「ムフフ……ムフフフフ!!」
ももみん「!?」
ななこお姉さん「!?」
おけら伯爵「いや失敬。なにやら楽しそうな笑い声が聞こえたのでミーも釣られてつい…」
ももみん「ぇ!?ええ!?この声は伯爵!?おけら伯爵ですの!?…一体どこに?」
CPオオトカゲ「リュックだよ」
ななこお姉さん「リュック!?」 ガルちゃん「なんじゃ、もう起きたのか。キャンプファイアーまで寝ててくれてよかったのに」
ももみん「なんです!?何ですの!?何が起こっていますの!?」
CPオオトカゲ「さあ出てこい。無賃乗車の犯罪者共」
ガルちゃん「よっこい…しょっと。重かった…」ガシャ
ガルちゃん「ふぃーっ、リュック下ろしたら一気に体が軽いのじゃ。…さてさて…」ゴソゴソ…ゴソゴソ
ガルちゃん「おはよう、伯爵」ガチャッ ももみん「キャーーーー!?伯爵…?の……首…」
おけら伯爵「グッドモーニングエヴリワン」
ガルちゃん「それから……」ゴソゴソ…ゴソゴソ
ガルちゃん「ブレーとニューも起きたか、おはよう」ガチャッガチャッ
ブレー「うーん…おはよう」
ニュー「もうお山着いた?」 ななこお姉さん「あなた達、何で首だけ……!胴体はもしかして…」
ガルちゃん「3人の体か?キノコのお山に置いてあるのじゃ」
ももみん「…あなた方の…胴体でしたか…」
CPオオトカゲ「何であの胴体見てすぐ気付かないかねえ?びっくりするわ」
ももみん「だって…アタクシもロボット仲間ですし」ゴニョゴニョ
CPオオトカゲ「関係ねえ」
ななこお姉さん「怖くて視線逸らしてたし〜」ゴニョゴニョ
CPオオトカゲ「使えねえ」 ももみん「でっ、でもっ、何でお山に胴体を置く必要が?」
ななこお姉さん「しかも綺麗に配置までして」
ガルちゃん「ちあき今日お山でキノコ狩りしたかったのじゃ」
ももみん「それは聞いています」
ガルちゃん「暗くなったらキノコ探せないから日没までキノコ狩りして、夜にキャンプファイアーしながら首を取り付けようと思ってた」
ななこお姉さん「暗くちゃ配線とか出来ないもんね」
ガルちゃん「そうじゃ。だから3人には朝にはお山に居るように頼んでおいた」
ガルちゃん「ちあきは今朝お姉さんからリュック受け取った後でお山に行って首を拾ってリュックに詰めて、キャンプファイアーする予定の場所の周りに3人の体を並べて、それから駅に来たのじゃ」
ももみん「ハレマイアとはほとんど入れ違いのタイミングだったのね」
ガルちゃん「おかげで切符は一枚で済んだのじゃ。リーズナブル!」
CPオオトカゲ「キセルだよ!」 ガルちゃん「もみじ綺麗だったのじゃ、写真見てくれ」ガサガサ
ももみん「…うっ…ま、まあモミジ『は』綺麗ですわね」
ななこお姉さん「…この首が乗っかってる石は何?」
ガルちゃん「お地蔵さんじゃ」
CPオオトカゲ「何だこのシュールな写真は」
ガルちゃん「見晴らしの良い所にちょうどお地蔵さんが3体あったから3人の首をお地蔵さんの頭に置いて、紅葉を見ながらゆで卵食べた」
ガルちゃん「美味しかった」
ももみん「…そう。良かったですわね。美味しくて」
ななこお姉さん「良かったわね〜。紅葉真っ盛りで」
CPオオトカゲ「良かったな。誰も通りがからないで。誰かがこの光景みてたら絶叫もんだぞ」 ななこお姉さん「ん〜?あれ?じゃあ私の家のガラス割ったのもトカゲ君じゃなかったって事?」
CPオオトカゲ「俺じゃねえよ」
ななこお姉さん「じゃあ誰なのかしら…?」
CPオオトカゲ「何であんたが一番に気付かないかねえ?一人居るだろうが。あんたの物なら壊そうが盗ろうが許されると思ってる小悪党がよ」
ななこお姉さん「…あ」
CPオオトカゲ「おい、ガルシア。ちょっとそのリュックを足の間に置いてみろ」
ガルちゃん「?リュックに跨がって立つという事か?……こうか?」
カシャーッカシャーッカシャーッ
ももみん「…ああシャッター音が…リュックから…」ハァ
CPオオトカゲ「おい盗撮魔、出てこい」
「……」
CPオオトカゲ「聞こえてるだろ変質者」
「……」
CPオオトカゲ「…よしっ!ももみん、駅長室のストーブ点けてきてくれるか?その不気味なワラ人形のストラップ燃やそうぜ」
はっこちゃん「待った!待つんだ早まるな!出るから、いま出るから」
ななこお姉さん「しょうがない子ね〜」 ィ---ヽ
/ r_i__i__.フ
)レ(ঢ_ ঢjノ あー全身ちくちくする
ノ<|∀|>つ
とノノiヽ)
.しiJ CPオオトカゲ「そりゃワラの中にいたんだからな。バカなのか」
ななこお姉さん「ほら髪の毛にも付いてるわよ〜。お姉ちゃんが取ってあげるからこっち来なさい」
はっこちゃん「うるせえ、触んな」
ももみん「相変わらずの内弁慶ですわね」
ガルちゃん「カメラを出すのじゃ」
はっこちゃん「…カ?メラ…?」
CPオオトカゲ「この状況でまだシラを切れる度胸だけは褒めてやる」
ももみん「全部説明してもらいましょうか?」 はっこちゃん「まあ、あれだ…昨日散歩をしていたらたまたま前をガルちゃんが歩いていてな」
CPオオトカゲ「日課のストーキングだな」
はっこちゃん「そしたら何故か姉ちゃ…姉の家に入って行くじゃないか。これは危ない、と思ったね」
CPオオトカゲ「危ないのはオメーだよ」
はっこちゃん「姉は女の子を見れば誰彼構わず撫で回すセクハラ野郎だから2人きりにしてはマズイと思い、玄関が開いた瞬間に足元からスルッと中へ」
ももみん「家宅侵入ですね」
はっこちゃん「そこで小旅行の話が聞こえてきたので、これはシャッターチャン……ボディーガードが必要だな、と」
ガルちゃん「カメラを出すのじゃ」
はっこちゃん「リュックの中では撮影が…いや、ボディーガードが出来ないから、色々考えた結果、ストラップに変装して付いていこうという結論に至った」
ももみん「大きなクマのぬいぐるみがプレゼントで届く怖い話を思い出しますわ…」 はっこちゃん「こっそりリュックのジッパーにホコリを擦り込んで時間を稼ぐことに成功した私は、リビングにあった米俵の置物を解体して、中に入れる人形を作り始めた」
はっこちゃん「しかしあと少しで完成というところで朝になり、バカ姉がリュックを持って出ていってしまった」
ななこお姉さん「言ってくれたら協力したのに〜」
はっこちゃん「ぅるせえ。大慌てで人形を完成させて、置物の残りカスは暖炉に放り込んで燃やし、ガラスを突き破って外へ飛び出したのだがあと一歩のところで姉の車をとり逃がしてしまった」
CPオオトカゲ「躊躇いなくどんだけ悪事を重ねるんだお前は」
はっこちゃん「しかし私は諦めなかった」
はっこちゃん「駅へ先回りして、やって来たガルちゃんが立ち止まった一瞬の隙を突いてリュックによじ登り、ストラップを取り付け、人形の中に潜り込んだのだ!」エッヘン
ももみん「誇らしげですわ…」 CPオオトカゲ「まあそんなとこだろうとは思ってたよ」
ももみん「では、あの恐ろしげな彫刻は?」
CPオオトカゲ「それは俺にも分からん」
ななこお姉さん「私それ見てみたい〜。見に行こ?」
ガルちゃん「何の話じゃ?何を見に行くんじゃ?」
ななこお姉さん「ももみんの家の玄関扉にね、木彫りの…
ガルちゃん「ああ気付いてくれたか!ちあきが付けたのじゃ!」
ももみん「ええ!?ガルシア様が?」
ガルちゃん「3人の首を外してくれたお礼をしたくて。ちあき機械オンチだから自信なかったから助かった。お山から駅へ向かう途中で立ち寄って付けた」
ももみん「??何故アタクシが3人の首を?」
ガルちゃん「なぜって、ももみんがアイディア出してくれたから、ももみんだと思ったのじゃ。覚えてないか?ほら、夏頃に…」
ももみん「いいえ、そんな覚え…そんな…そん… ー2ヶ月ほど前ー
ガルちゃん「秋になったら北の高地に紅葉を見に行くのじゃ!」
ももみん「ガルシア様はアウトドア派ですね。アタクシは寒いのがめっきり苦手で」
ガルちゃん「そうなのか。ブレーとニューも行きたいと言っていたから一緒に連れて行くつもりじゃ」
ももみん「おけら伯爵も誘ってみては?あの方、土のある所が大好きですから」
ガルちゃん「うん。そうしてみる」
ももみん「楽しんでらしてね」
ガルちゃん「3人とも飛べないから列車で一緒に行けるのじゃ。移動中も賑やかなのが好きじゃ」
ももみん「あら、でもそれだと4人とも乗車賃が要りますね」 ももみん「あの堅物のトカゲ様の事です。どうせ『ロボットだろうが爬虫類だろうが乗客は乗客』などと融通の効かないことを言うに決まってますわ」
ガルちゃん「仕方ないのじゃ。高地は少し遠いから乗車賃もそこそこするけど。乗客は乗客なのじゃ」
ももみん「そうだわ!手荷物なら問題ありませんわ。分解して頭だけをカバンに詰めて持っていけばいいのよ。我ながら素晴らしいアイディアだわ!」
ガルちゃん「ズルではないのかな?」
ももみん「いやだわ、ズルだなんて。3人分の旅費を節約できれば行楽の内容も充実させる事ができますのよ?あの頑固頭のトカゲ様も納得せざるを得ませんわ。だって手荷物ですもの!」
ガルちゃん「そうじゃな!手荷物じゃものな!」
ももみん「ホホホホ。聡明なアタクシ、クレバーももみん。オホホホホ…
ーーー ももみん「…そん…な覚え、はい、ありますわね」
CPオオトカゲ「全ての元凶はお前か!」
ももみん「全ての元凶はクソ真面目過ぎる貴方の性格ですわ」
CPオオトカゲ「ふざけんな!その上俺をシリアルキラー扱いしやがって」
ももみん「ノリノリで悪役を演じてらしたじゃないですか」
CPオオトカゲ「俺は空気メチャ読むマンなんだよ!」
ももみん「空気読むならキセル乗車ぐらい…」
CPオオトカゲ「ぐらいってなんだ!重罪だ、極刑もんだぞ!」 ガルちゃん「喧嘩はやめるのじゃ」
ももみん「…うー…それにしてもガルシア様、あの彫刻は一体どういう?」
ガルちゃん「少し気が早いけどクリスマスレリーフじゃ。ちあき一生懸命彫ったぞ。可愛かったじゃろ?」
ももみん「可愛……え、ええ。なかなか個性的で素敵ですわ…ちなみに右側の髭と牙を生やした方は…」
ガルちゃん「サンタコスのピンクちゃんじゃ。八重歯がキュートなのじゃ」
ももみん「八重歯でしたか…では左側のツノの…」
ガルちゃん「トナカイの着ぐるみのちあきじゃ。ちゃんと尻尾も彫ったよ」
ももみん「…そうですわね(そのせいで何か得体の知れない雰囲気を醸し出していましたが)」
ガルちゃん「今度色も塗りに行こうと思ってる!」
ももみん「う、うれしいわ。…しかしガルシア様?サンタは手綱を振るう事はあってもムチは使いませんよ?」
ガルちゃん「あれはちあきの願望じゃ」
ももみん「えぇ…」 おけら伯爵「さてさて。これにて一件落着ですな!」
ブレー「良かった良かった」
ニュー「おなかすいたー。おなか無いけども」
ガルちゃん「すっかり暗くなってしまったのじゃ。キノコは諦めてお山でバーベキューしよう」
ななこお姉さん「私も〜」
はっこちゃん「みんな忘れ物はないか?」 _人人人人人人人人人人人人人人_
> アホウ共!待たんかい! <
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 ̄ CPオオトカゲ「何を勝手に大団円迎えてんだ!乗車賃はどうした!」
ガルちゃん「やっぱり覚えてたか」
ななこお姉さん「ほんと石頭ね〜」
ももみん「みなさま」
ももみん「元はといえばアタクシの軽率なアイディアが発端、ここはどうかアタクシに払わせてください」
ブレー「ももみんは悪くないよ」
ニュー「気にすることないわ。払うよ」
おけら伯爵「とはいえ今は首だけなので誰かに立て替えてもらわないといけませんが」 ももみん「いえ、どうか。このままだとアタクシの気が済みません。助けると思って払わせて頂けないでしょうか?」
ななこお姉さん「こう言ってるんだし、みんな甘えちゃえば〜?」
はっこちゃん「そうだぞ。また何かの機会にお返しすればいいじゃないか」
CPオオトカゲ「他人事みたいに言ってるがお前も払うんだぞ」
はっこちゃん「えっ」
CPオオトカゲ「『えっ』じゃねえ。ロボットだろうが爬虫類だろうがストラップだろうが乗客は乗客だ」
ももみん「はっこちゃん様の分はご自分でお願いします」
ななこお姉さん「お姉ちゃんが払ってあげる〜」
はっこちゃん「いらねーよ!チッ払やいいんだろ払や」 ももみん「はい、これ」
CPオオトカゲ「はい、ちょうどね。毎度あり」
ももみん「あの…トカゲ様、このたびの事はなんと申し上げればいいのか…」
CPオオトカゲ「ん?」
ももみん「本当に申し訳ありませんでした。平和な町に訪れた大事件かも、とつい興奮して調子に乗ってしまって」
CPオオトカゲ「いいさ、気にすんな。久しぶりに楽しい一日だったよ」
ももみん「しかしお友達を殺人鬼呼ばわりだなんて」
ももみん「言い訳にしかなりませんが、ハレマイアがうちに飛び込んでくるまでアタクシ読書をしてまして。それが愛読書の…
CPオオトカゲ「当ててみようか?…そうだな…『スタイルズ荘』だろ」
ももみん「『マーダーオブザリンクス』です。どうやら貴方は本物の名探偵のようですね」
CPオオトカゲ「腐ってもこの町の保安官だからな」
ももみん「ご苦労様です。これからもよろしくお願いいたします」 CPオオトカゲ「お前らー!これに懲りたらあんまり俺の見える所で悪さするんじゃないぞ?悪事は最後まで隠れてやってくれ」
はっこちゃん「そうだぞ。一つ悪事を犯せばまた一
CPオオトカゲ「お前は黙って」
はっこちゃん「」
ガルちゃん「はーい」
ななこお姉さん「私なんにもしてないわよ」
ももみん「ああっ!?いけない!」
CPオオトカゲ「!?どうした?」
ももみん「すっかりハレマイアの事を忘れていましたわ。お山の麓で待たせてますの」 ななこお姉さん「そうだった。忘れてたわ」
はっこちゃん「なに、彼女の事だ心配ない。どうせキックボード乗り回してゴッドファーザーのテーマでも歌いながら珍走団ごっこでもしてるさ」
ももみん「そんな。あの子をアホの子みたいに」
ガルちゃん「ももみんも似たようなこと言ってたけど」
ななこお姉さん「それじゃみんなでハレマイアちゃんを迎えに行きましょ。それからお山でバーベキューよ」
ももみん「そうしましょうか。3人の首はアタクシがつけ直しますわ」
ガルちゃん「助かるのじゃ。ではさっそくお山へ
CPオオトカゲ「待て待て待て待て」 ななこお姉さん「?まだ何か言い足りないの〜?お説教が過ぎると女の子にモテないわよ〜」
CPオオトカゲ「いや、そうじゃなくてだな………あのさ、ガルシア、お前お山で首を『拾った』んだよな?自分で解体してないんだな?」
ガルちゃん「してない。ももみんが今日の事を誰かから聞いて、やってくれたんだと思ってたのじゃ」
CPオオトカゲ「3人は昨日の晩からお山で寝てたんだな?」
ブレー「暗くなったらすぐ寝たよ」
おけら伯爵「目が覚めたらもうリュックの中でしたぞ」
ニュー「妾は高地に着いてからやっと起きた」
CPオオトカゲ「でも、ももみんは遠足の話自体忘れてたんだな?」
ももみん「ええ、すっかり」
CPオオトカゲ「アームストロング姉妹は一晩中二人で一緒に家に居た…」
はっこちゃん「ケッ」
ななこお姉さん「知ってたら一緒のお布団で寝れたのにね〜」
CPオオトカゲ「だとしたら…一体…誰が…3人を…バラしたんだ…?」
ももみん「…」
ガルちゃん「…」
ななこお姉さん「…」
はっこちゃん「…」 ななこお姉さん「あ、あ〜っ、ごめん私急用思い出しちゃった。バーベキューはパスね〜。ハレマイアちゃんの事はみんなに任せるわ〜」シュタタタタ
はっこちゃん「急にガラスを割った事を反省したくなってきた!修繕ついでに今日は姉ちゃんちに泊まるとしよう!あとは任せた!待ってよ姉ちゃん!」シュタタタタ
CPオオトカゲ「き、今日は張りきり過ぎたなあ!早くから風呂入って寝よう。んじゃーな、お前ら」シュタタタタ
ガルちゃん「ち、ちあきも今日はもういいや!明日明るくなってから3人とお山に行く事にする!今日はちあきの家でお泊まり会じゃ!」
ブレー「さんせーい」
おけら伯爵「なんならもう胴体など無くても構いませんぞ」
ニュー「わーいわーい」
ガルちゃん「さあみんな早くリュックに入るのじゃ!」ガチャガチャガチャ
ガルちゃん「じゃあハレマイアちゃんの事は頼むのじゃ!さらばじゃ、ももみん」シュタタタタ ももみん「…」
ももみん「…ま」
ももみん「まあ、いくらアタクシが『待っていなさい』と言ったとしても?それはほら、言い回し?言葉のあや?あの子もそのうち帰るでしょう?いえ、もう帰った後かも?…」
ももみん「アタクシ誰に言い訳してるのかしら…」
ももみん「うーーーーん…帰ろ!」シュタタタタ
………
……
… >>_>>
/从从ヽ
三 ◀) ®ϖ®▶あれは誰だ誰だ誰だー(ゴッドファーザーのテーマにのせて)
三 川≧≦丿
三 ノiO〓Y〓O
三 / |.|
三 <〜〜‐| |
_ (ノ~~~z|h
◎======´◎ ハレマイア「あれはデービルデビルマンー」(ゴッドファーザーのテーマにのせて)
ハレマイア「デビルマーンデビルマーン」(ゴッドファーザーのテーマにのせて)
ハレマイア「テテレテレテレデビルマンー」(ゴッドファーザーのテーマにのせて)
ハレマイア「パラリラパラリラー喧嘩上等でつオラー」シャカシャカシャカ
謎の男「やあ、そこのアホそうな子、こんばんは」
ハレマイア「?こんばんは、おぢさま」
謎のおぢさま「何をしているのかね?」
ハレマイア「珍走団ごっこでつ」
謎のおぢさま「こんな夜更けにかい?危ないじゃないか」
ハレマイア「ここは安全なのでつ。ももみんが言ってまちた。ももみん待ちまつ」
謎のおぢさま「そうかい。じゃあまたね、気をつけるんだよ」スタスタスタスタ
ハレマイア「おぢさまも気をつけて。お山の中には殺人鬼が居まつ」
謎のおぢさま「………ほう?」スタスタ……ピタッ 男「お山の中に…そうなのかい?」クルッ
ハレマイア「あい。アタクチは超高性能のロボットでつから余裕でつが、おぢさまは人間でつから殺たれてちまいまつわ」
男「!!!君はロボットなのか!そうかそうか…」ジリッ
ハレマイア「?」
男「しかも超高性能の」ジリッ
ハレマイア「え…えっ?…何…?」
男「それは…実に…」ジリッジリッ
ハレマイア「えっ?ええ!?」
男「バラし甲斐がありそうだ……………」
ハレマイア「ギャァァァアアアアアア!!!」
fin. ィ---ヽ
/ r_i__i__.フ 乙乙
)レ(>【'(ニ二0
(__ソ_Yソ 記念にパシャリ
ノ__ノヽ)
く/ >>
 ̄ 乙です
八重歯ってガルちゃんだけじゃなかったっけ? >>222
ミスったあ
それもガルちゃんの願望って事でよろしく 乙!完成度高いな
ガルちゃんがカメラ出せって言ってるのをガン無視するはっこちゃんがジワジワくる ,巛-巛、
/)ノ从),,>、
`フ> ゜_ ゜リ「 あけましておめでとう姉様
(( ≥≤
⊂) 0] 品)(⊃
/ ヽ
(___.)
(// びんちゃん「振り袖買って」
ももみん「おめでとう、びんちゃん。唐突ですわね…まあいいでしょう、どんなのがいいの?」
びんちゃん「ネットで見つけたの。これが欲しい」サッ
ももみん「素敵ね!さっそく注文しましょう」
ももみん「それにしても安いわね。38ま…ん?いち、じゅー、ひゃく、せん、まん……!?さんびゃっ…!!」
びんちゃん「楽しみなの」 ももみん「び、びんちゃんはお洋服が似合いますわ」
びんちゃん「和服もきっと似合うの」
ももみん「意外と重いのよ」
びんちゃん「平気」
ももみん「動きにくいし」
びんちゃん「平気。それ着てカルタするの」
ももみん「アタクシのおさがりのパーティードレスでもよくなくって?」
びんちゃん「いやなのー。振り袖着て羽根つきするの。ハレマちゃんの顔に墨塗るのー」 ももみん「仕方ありません…貴女には一族の家宝の、これをあげましょう」スッ
びんちゃん「何これ?ストロー?」
ももみん「この国に伝わる『ストロービリオネアの伝説』をご存知?」
ももみん「ある男が一本のストローを困っている人達と物々交換していき、一夜のうちに億万長者となったのです」
びんちゃん「すごーい」
ももみん「これがその伝説のストローです。びんちゃんにあげますわ」
びんちゃん「いいの?やった!」
ももみん「外へ出て最初に会った困っている人と、そのストローを物々交換してきなさい。友禅なんて日替わりで着られるぐらいの巨万の富をすぐに手に入れられますわ」
びんちゃん「ありがとう姉様。行ってくるのー」テッテッテッテッ
ももみん「…はー助かった」 びんちゃん「?裏の湖から声がする」テッテッテッテッ 総鳥「すまないが誰かー。誰か助けてー」
びんちゃん「総鳥、何やってんの」
総鳥「あっびんちゃん、いい所に来てくれた」
びんちゃん「なんで首から下が氷の中なの?」
総鳥「昨晩ストーブの灯油が切れたので買いに出かけて、帰りに近道しようとこの湖の氷の上を通っていたらワカサギ釣りの穴の中に落ちてしまって」
総鳥「もがいていたら眠くなって、『明日の朝に出ればいいや』とそのまま寝てしまって、朝起きたら首から下が氷漬けになってしまっていて本当にすまない」
びんちゃん「困ってるの?」
総鳥「大いに」
びんちゃん「ラッキー!」
総鳥「えっ酷い」
びんちゃん「じゃあ交換しようね。えっとねー、…この灯油にしよう。これと交換ね」
総鳥「交換?何の話か分からなくてすまないが
びんちゃん「はいストロー。咥えて。じゃあねー」テッテッテッテッ
総鳥「ん?えっ?ちょっ…!えっ」
びんちゃん「チョロいのー!」テッテッテッテッ
総鳥「助けて!」 びんちゃん「街に行った方が人がたくさんいるはずなの」テッテッテッテッ チャア少佐「何食べようか…」
びんちゃん「困ってる?」
チャア少佐「わ!?き、君かね。何か某に用でも?」
びんちゃん「困ってるでしょ?」
チャア少佐「何も困ってはいないよ。昼食を何にするか思案していたところだ」
びんちゃん「何食べていいか分からなくて困ってる?」
チャア少佐「どうしてそんなに困っていることにしたいのかね。まあ、あえて言うならクリスマスに誰かさんに散々奢らされたおかげで財布の中身が寂しいので選択肢は多くない」
びんちゃん「貧しいのー」 \∧/
/ ∨\
J| ロϖロ|し あんまりじゃないか!
/ヽノヽノニエア
(/|)=ロ=(|
∨ ∨ びんちゃん「もしかしてアーシと会って困ってる?」
チャア少佐「そこまでは言ってないが」
びんちゃん「じゃあお昼ご飯奢って」
チャア少佐「困る」
びんちゃん「困ってる人発見!」
チャア少佐「え?何?」
びんちゃん「じゃあ交換するのー。何にしようかな?そうだ!その兜とこの灯油を交換ね」
チャア少佐「兜?灯油?一体何の話を
びんちゃん「よこすのー」スポッ
チャア少佐「あっ何をする!」
びんちゃん「灯油ここに置いとくのー」テッテッテッテッ
チャア少佐「ちょっ…灯油なんて要らないんだが」
びんちゃん「またねー。金髪天パ少佐ー」テッテッテッテッ
チャア少佐「ば、馬鹿なっ。直毛のはずだっ」 びんちゃん「あけましておめでとうニップくん。何持ってるの?」
ニップくん「これ?カニ」パカッ
びんちゃん「いっぱい」
ニップくん「6杯だけどいっぱい」
びんちゃん「どしたのこれ」
ニップくん「漁港の友達がお正月に持ってきてくれたんだけど持て余しちゃって」
びんちゃん「茹でよ?」
ニップくん「めんどくさい」
びんちゃん「焼こうよ」
ニップくん「めんどくさい」
びんちゃん「調理してくれるお店に持ち込むのは?」
ニップくん「正直に言うと」
ニップくん「カニ食べるのってめんどくさいよね」 びんちゃん「もしかして困ってる?」
ニップくん「うん」
びんちゃん「じゃあアーシがもらうの」
ニップくん「本当?ありがとう」
びんちゃん「替わりに、はいこれ」ポイッ
ニップくん「兜?いや、要らないんだけど…」
びんちゃん「物々交換なの。じゃあねー」テッテッテッテッ
ニップくん「どうせなら食べ物を…」
びんちゃん「億万長者に一直線なのー」テッテッテッテッ
ニップくん「行っちゃった」 CPオオトカゲ「押して帰れ」
ピンクちゃん「何十分かかると思ってんの?ウチそんなに暇じゃないし」
びんちゃん「2人ともあけおめー」 _人人人人人人人人人人人人人人_
> あぁびんちゃんおめでとう <
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__________ t_ ____
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ノ人乚ピン
‘从*゚ヮ゚iノ あけおめー
⊂)`-´iつ
く/_i_>
しiノ びんちゃん「どしたの?もめ事?」
ピンクちゃん「ピザの宅配のバイトしてたらさ、この小うるさいのが『ヘルメットかぶれ』って」
CPオオトカゲ「小うるさいってなんだよ。ルールだぞ」
ピンクちゃん「だからこれジャイロキャノピーだってば」
CPオオトカゲ「二輪とミニカーなんてナンバー見りゃ一発で分かるんだよ。これはバイク」
ピンクちゃん「店長は全車ミニカー登録用に改造したって言ってたもん」
CPオオトカゲ「条件満たしてても登録変更してなきゃバイク扱いなの!」
ピンクちゃん「細かいことはいいじゃん。注文間違いで受け取り拒否られたこのピザ全部あげるからさあ」
CPオオトカゲ「要らねえよ。てか何枚間違えてんだよ。お前んとこのピザ屋だいぶポンコツだぞ」
ピンクちゃん「押してなんて帰れないよお。重いんだよ?これ」
CPオオトカゲ「ルールだ」
ピンクちゃん「ルールバカ」
CPオオトカゲ「なんだと小娘」 ピンクちゃん「困ったなあ」
びんちゃん「キターー!」
CPオオトカゲ「え?」
びんちゃん「そのマフラーいただくのー」グイ
ピンクちゃん「えっ!なに?やだよ寒いのに」グイグイ
びんちゃん「よこすのー」グイーッ
ピンクちゃん「あーーれーー」クルクルクル
びんちゃん「はいこれ置いとくね」ドスッ
CPオオトカゲ「なんだこの保冷ボックス…て生臭っ」
びんちゃん「交換成立なのー」テッテッテッテッ
CPオオトカゲ「…行っちまった…」
ピンクちゃん「ちょっと!ウチのことよりあの子逮捕したら!?」
CPオオトカゲ「えぇ…やだよ、顔色ひとつ変えずにロケットパンチ撃ってきそうじゃん」
ピンクちゃん「ルールはどうした!」
CPオオトカゲ「フレキシブルトカゲと呼んでくれ」 宮本「」
びんちゃん「宮本が居たのー。明けましておめでとう」
宮本「」
びんちゃん「こんなとこでなにしてんの?」
宮本「」
びんちゃん「寒くない?」
宮本「」
びんちゃん「何でじっとしてるの?」
宮本「」
びんちゃん「?」 びんちゃん「困ってる?」
宮本「」
びんちゃん「!宮本寒いんでしょ!寒くて動きたくないんだ!」
宮本「」
びんちゃん「このマフラーあげる」
びんちゃん「巻いたげるね」
宮本「」
びんちゃん「よしっ、じゃあ替わりになんかちょうだい」
宮本「」
びんちゃん「ねえ、物々交換だよ。何かちょうだい」
宮本「」
びんちゃん「宮本なんかよこすのー!振り袖出せー!」 リンゴーン
リンゴーン
ニップくん「びんちゃんいる?」コンコン
ももみん「はいはい、どちら様?あらニップくん様、明けましておめでとうございます」
ニップくん「明けましておめでとう。今年もよろしく」
ニップくん「びんちゃん帰ってる?」
ももみん「いえ、出掛けていますが。どうかしまして?」
ニップくん「持て余してたカニをびんちゃんにあげたら替わりにこの兜を渡されたんだけど…大切なものだったら悪いし。それに僕兜は要らないし」
ももみん「まあそれはわざわざありがとうございます」
ももみん「それにしても何でしょう、この変な兜…どこで見つけたのかしら?」
ニップくん「物々交換って言ってたよ。億万長者へ一直線!とか何とか」
ももみん「…しまった…」
ニップくん「?」
ももみん「もっとちゃんとあの子に説明しておくべきでしたわ。いやな予感がします…」
ニップくん「探しに行くなら付き合うよ?会ったのは街の中だよ」
ももみん「行きましょう。お願いします」 CPオオトカゲ「いいか、エンジンかけたらその瞬間キップ切るからな」
ピンクちゃん「横暴国家権力濫用悪徳フレキシブルトカゲ」
CPオオトカゲ「なんだと!?長いわ!」
ももみん「ピンクちゃん様、トカゲ様、明けましておめでとうございます」
CPオオトカゲ「おうももみん、明けましておめでとう」
ピンクちゃん「あけおめー」
ももみん「妹を捜してますの。見かけませんでしたか?」
CPオオトカゲ「さっきまでここに居たぞ」
ピンクちゃん「ウチのマフラー強奪された」 ももみん「ええ?それは…なんとも申し訳ない限りですわ…アタクシの管理不行き届きで…」
ピンクちゃん「別にいいよ。この石頭とケンカしてたらあったまってきたし」
ももみん「どうしましたの?」
ピンクちゃん「それが聞いてよももみん。この三輪バイクに乗るのにさ、ヘルメ………!ヘルメットあるじゃん!」
ももみん「?この小汚ない兜ですか?ええ、これも妹が誰かと無理やり交換したもののようですが」
ピンクちゃん「じゃあそれちょうだい!この売れ残りのピザあげるし。このカニも」
ニップくん「あっ、僕のカニ」 ピンクちゃん「これで文句ないよね?」ニヤニヤ
CPオオトカゲ「あ?駄目だろ?ちょっと貸してみろ」
CPオオトカゲ「バイクのヘルメットってのはな、視界や密閉度、重量とか……嘘だろ…SNELL規格適合シール付いてる…」
ももみん「バカみたいなデザインですのに?」
CPオオトカゲ「バカみたいなデザインなのにだ」
ピンクちゃん「バカみたいなデザインだけど我慢してかぶるし」
CPオオトカゲ「このアンテナみたいなのなんだ?折っとこ」ボキッ ニップくん「僕カニの替わりにこのピザもらっていい?」
ピンクちゃん「オーケーオーケー。んじゃ一緒にびんちゃん探してあげるよ。乗って乗って」
ももみん「おじゃまします」
ニップくん「僕この箱の中がいい」パタン
ピンクちゃん「しゅっぱーつ」ドゥン
CPオオトカゲ「………は?」
ピンクちゃん「じゃーねー」ブロロロ…
CPオオトカゲ「良いわけあるか!」 チャア少佐「うーん悩むなぁ」
ももみん「あら少佐、明けましておめでとうございます」
チャア少佐「!や、やあももみん殿、明けましておめでとう」
ピンクちゃん「あーこのメットださい上におっさん臭ーい」スポッ
チャア少佐「ピンクちゃんも。おめでとう」
ももみん「何なさってますの?また女の子への贈り物でも物色中ですか?」
チャア少佐「まだハレマイア君の誕生日のことを根に…クリスマスに妹君を某のところに差し向けたのもももみん殿でしょう?」
ももみん「いやだわ。言いがかりはやめて下さいな。妹がサンタを拉致してプレゼントを独占する、とゴネだしたから『サンタよりリッチで気前の良い人がいますよ』と教えただけです」
チャア少佐「若者をいじめないでいただきたい」 ピンクちゃん「そんなんどうでもいいけどさ。少佐、びんちゃん見なかった?」
チャア少佐「どうでもいいって…ああ会ったよ。某のヘルムを奪って、替わりにこの灯油缶を置いていった」
ピンクちゃん「…………ナルホドー」
チャア少佐「まあまあお気に入りのヘルムだったのだが、何か知らないかい?」
ピンクちゃん「シラナイ」
ももみん「知りません」
ニップくん「ごちそうさまー」ガチャリ
チャア少佐「わっ!ニップくんも居たのかね。明けましておめでとう、キャリーボックスの中で何を?」
ニップくん「おめでとう少佐。ピザ食べてた。それよりこれ、外に出してよ。生臭い」ドサッ チャア少佐「何かね?この保冷ボックスは」パカッ
チャア少佐「カニだ!某の大好物じゃないか!」
ももみん「差し上げますわ」
ピンクちゃん「そのかわり兜のことはもう忘れてよ」
チャア少佐「もらっていいのかね!やった!」
ピンクちゃん「びんちゃん探すから少佐も一緒に乗って」
チャア少佐「それは構わんが…そのバイクのどこに乗れと?」
ももみん「ボックスの上に座ってみては?」
チャア少佐「走るのかね?」
ピンクちゃん「余裕っしょ」
チャア少佐「見せてもらおうか、ピザ配達バイクの性能とやらを」 ももみん「もう街の外れです」
ピンクちゃん「こんなひと気の無いとこには居ないかな」
チャア少佐「ん?見たまえ、あそこにいるぞ。びんちゃんと宮本だ」 びんちゃん「ずるいの宮本。マフラーと交換なのー!」
宮本「」
びんちゃん「キャタピラもぐよー」
ピンクちゃん「おーい、びんちゃーん」
びんちゃん「あれ?みんなまた来たの」
ももみん「びんちゃん、こんな辺鄙なところまで来て。こんなに寒いのに」
びんちゃん「姉様ー、宮本がずるいのー」
ももみん「ごめんなさいびんちゃん、アタクシの説明不足ですわ」
びんちゃん「?」
ももみん「宮本様も大変失礼しました。もうちょ………?宮本様?」 宮本「」
ピンクちゃん「動かないね」
チャア少佐「もしや…エンストしているのでは?」
ニップくん「メーターは…あっ本当だ。Eペタだよ」
ももみん「あらあら、こんな不便な場所で運の悪い…スタンドも何キロも離れてますのに」
チャア少佐「………ニップくん、そこから給油口が見えるかね?」
ニップくん「えぇっっとぉ、うん、あった。『D』って蓋が付いてるこれだよね?」
チャア少佐「ほう、軽油か…と、いうことは」
チャア少佐「これでも動くのだな」ドンッ ピンクちゃん「ああそうか灯油か」
ももみん「ここにトカゲ様がいなくて良かったですわ」
ニップくん「けっこう重罪だったよね?これ」
ももみん「しかも脱税でもあります」
ピンクちゃん「今さらだよ。いっちゃえいっちゃえ」
チャア少佐「それでは」トクトクトク
………
……
…
宮本「」…ドドッ…ドドッ
宮本「」…ドッドッドッドッドッ
チャア少佐「お目覚めかね?宮本」
ピンクちゃん「良かった。復活だ」
宮本「」ギギギブンブン
ももみん「?何です?『どけ』って?ああ、地面に何か書くのね」 >> >>
回® ®]
∩)ルゞ
⌒;. ,.、(_二0_iニ0・
⌒';….. .(OOOO)) ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄あけましておめでとう ももみん「おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
チャア少佐「おめでとう。今年もよろしく」
ピンクちゃん「あけおめー。マフラー返してもらうね」
ニップくん「おめでとう。今年もよろしくね」
びんちゃん「あけましておめでとう宮本。なんかちょうだい」 ももみん「これ、やめなさい。もういいでしょ?」
びんちゃん「いやなのー。振り袖出すの。燃料あげたの」
ももみん「またそんなワガママを…」
チャア少佐「いや、だがしかし確かに某はヘルムと引き換えにカニを頂いた」
ニップくん「僕はカニと引き換えにピザもらったし」
ピンクちゃん「ウチはピザと引き換えに……ヘルメットモラッタシ」
チャア少佐「ん?」
びんちゃん「だから宮本も灯油の替わりに何かちょうだい」 ももみん「??びんちゃん?そういえば、そもそもその灯油はどこで手に入れたの?」
びんちゃん「お家のすぐ裏の湖で総鳥にもらった。替わりにストローあげたの」
ももみん「あらそうだったの。湖で何してたのかしら」
びんちゃん「氷漬けになってたの」
ニップくん「えらいこっちゃ!」
ももみん「びんちゃん、放ってきちゃだめでしょ!」
びんちゃん「えー、放ってきてないもん。ちゃんとストローあげたの」
チャア少佐「今もストロー咥えて氷の中か。憐れだな」
ピンクちゃん「宮本、ドリルの出番きたよ」
宮本「」ギュイーンギュイーン 総鳥「すまなーい。誰かー。助けてほしくてすまなーい」
総鳥「…ふう…寝ようかな」
総鳥「…!誰か来た!おーい!」 皿
ヽ( ë)<明けましておめでたいところすまない
(と )
 ̄'' ももみん「のんきに挨拶してる場合ですか」
ピンクちゃん「どうしていつもトラブル起こすのあんたは」
チャア少佐「まあまあ」
ニップくん「春までそこにいたら?」
びんちゃん「宮本お願いね」
チャア少佐「みんな、危ないから湖面から出ていよう」
総鳥「お手数かけて本当にすまない」
ももみん「宮本様も湖上で氷を割るのは危険です。岸から大きく割りましょう」
宮本「」キュラキュラキュラ ニップくん「おーい!総鳥聞こえるー?いくよー!」
ピンクちゃん「…ちょっと遠過ぎるかな?聞こえてないっぽい」
チャア少佐「聞こえてなくてもかまわんだろう。氷が割れれば彼は浮かぶ」
びんちゃん「じゃあ宮本、やっちゃってー」
宮本「」キュルルルル!!
ガリガリガリガリガリ ガリガリガリガリガリ
総鳥「ん?おーい!始まったかなー?」
総鳥「おーい!ドリルの音が聞こえるけど!始めた?」
総鳥「おーい!すまなーい!おーい!」 ガルちゃん「ガルガルガル…」
ガルちゃん「みんなどこ行っちゃったのじゃ…」
ガルちゃん「新年の挨拶に行ったのに誰もいない…」
ガルちゃん「ちあきにお年玉あげたくなくて隠れてるのじゃ」
ガルちゃん「次はももみんの家に行こう」
ガルちゃん「湖からショートカットしよう」 ガリガリガリバリバリ
ピンクちゃん「割れそう」
ももみん「総鳥様!割れますよー!」
チャア少佐「…やっぱり聞こえてないな」 ガリガリガリバリバリ
総鳥「おーい!もう始めてるよね?おーい!」
総鳥「聞こえてるー?おーい!すまなーい!」 ガルちゃん「…?誰かが叫んでるのじゃ」
ガルちゃん「…!総鳥じゃ。おーい、何してるのー!」 バリバリバキバキバキ
びんちゃん「…?あれ…誰か総鳥の方に近づいてる人がいるの」
チャア少佐「いかん!宮本、一旦止めるんだ!」
宮本「」ギュー…ンンン
バキバキ…バキバキバキバキッ!!
ももみん「だめですわ!クラックはもう広がっています!」
ニップくん「そこの人!戻って!岸に戻って!」
ピンクちゃん「おーい!逃げろー!」 ガルちゃん「やっぱり総鳥じゃ。ここで何してるの?」
総鳥「!?え!?ガルちゃん、いつの間に!?ここに来ちゃいけないよ!」
ガルちゃん「?なんで?」
総鳥「いいから岸に走って!」
ガルちゃん「??うん」
総鳥「ぁ……」
ガルちゃん「何?」
総鳥「すまない。遅かった」
バリバリバキバキバキバキバキバキッ
ガルちゃん「!!」ドボッッッ チャア少佐「落ちたぞ!」
びんちゃん「助けるのー。なんかデジャヴュー」ゴゴゴ
ももみん「頑張ってね」 _,巛-巛__
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一二 フ> ゜_ ゜リ「アーシ将来ライフセイバーなろうかな
一=三 Σ(( ≥≤
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 ̄ ̄ …
……
………
ガルちゃん「ゲホッ…ゲホッ…」
びんちゃん「ガルちゃんだったの」
ももみん「よくぞご無事で」
ももみん「家から服とタオル持ってきます」ギューン
ガルちゃん「ありがとう…助かったのじゃ…う〜…」ガタガタ びんちゃん「凍死するの。早く脱ぐのー」グイーッ
ガルちゃん「えっ…ちょっ…あーーれーー」グルグルグル
ピンクちゃん「少佐、ニップくん、総鳥、回れー右!」
チャア少佐「ハッ!」クル
ニップくん「へいへい」クル
総鳥「すまない」クル
ピンクちゃん「宮本も」
宮本「」キュラキュラキュラ
ピンクちゃん「とりあえずウチのマフラーで体拭こうね」
ガルちゃん「ピンクのマフラーで!…ウヘヘヘヘ」ブルブル
ピンクちゃん「あのさあ…」 ガルちゃん「ウヘヘヘヘ…それにしても…本当に死ぬかと思った」
総鳥「背後から人が来ているとは全く気づかなかった。すまない」
ガルちゃん「総鳥のせいじゃないのじゃ」
チャア少佐「しかし君が氷漬けにならなければ湖面を割ることもなかった訳だが」
総鳥「重ね重ねすまない」
ガルちゃん「びんちゃんは命の恩人なのじゃ。ありがと…あれ?びんちゃんは?」
ニップくん「上、上」
ガルちゃん「上?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています