仮想通貨イーサリアム 2.0(のPhase 0。以降ETH 2.0)立ち上げは始まってますが、その一方で、既存イーサリアム 1.x(ETH 1.x)基盤の
レイヤー2(L2)スケーリングソリューション、ガス代低料金のトランザクション(取引)ソリューションが3月15日に始まろうとしています。
(ライアル版は1月15日に開始予定 )

オプティミズムは以前、非営利研究組織プラズマ(Plasma) グループとして知られていた組織がかかわっています。


オプティミスティック仮想マシン(OVM)は、オプティミズムが(プラズマ・グループ時代に)2019年7月に提唱。スマートコントラクトおよび
dAppsのスケーラビリティを最大4000TPS(トランザクション/秒)まで改善できるL2技術「Optimistic Rollup(オプティミスティック・ロール
アップ)」の中核となる存在で、 レイヤー1(L1)と連携しつつ、セキュリティ上のトレード
オフなしに膨大な数のトランザクションを実行できると言われています。また、L1のスマートコントラクトが動作可能なイーサリアム・バーチャル
・マシン準拠の実行環境となっています。

イーサリアム財団の開発チームが去年11月18日に開催したAMA(Ask Me Anything:なんでも聞いて)で、イーサリアム(ETH)のVitalik共同創設者
が次期大型アップグレード「ETH2.0」について様々な質問に回答しましたがこのオプティミスティック・ロールアップにも言及しています。

ETH2.0のスケーラビリティについては、1秒間のトラザンクションの処理スピード(TPS:Transactions Per Second)に関して「1000TPS以上の
スピードはあるのか?」との質問が出た。

Vitalikはこの質問には「ある」と回答した上で、実際にはETH2.0のローンチを待たなくても、ETH1.0のネットワークでもロールアップを活用
すれば、最大4000TPSまで可能だと説明。
またベースとなるチェーンで行うよりもロールアップを利用した取引の方が、「最大で100倍安く送金できる」と回答しています。

これにより、XRPのスケーラビリティーを超える可能性があり、ETH最強時代がやってくる可能性があります。