BTCやBCHやBSVのスケーラビリティ問題

●Segwitが抱える問題

スケーラビリティ問題を解決するために導入されたSegwitは、Mt.Gox事件で問題となったトランザクション展性
の対策にもなる技術です。しかし、Segwitはブロックに格納できるトランザクションを増加させることになるため、
マイニング機器のアップグレードが必要になったり、ネットワーク混雑が解消されることによってマイナーの
手数料が減ることからマイナーの利益を減少させる技術でもあります。
こうした問題もあり実際にSegwitの普及率は60%だけでSegwit非対応のノード(取引所やウォレットなど)も
まだ存在しているのが現状です。数年経ってますので急速な伸びもあまり期待できません。


●ライトニングネットワークが抱える問題

ライトニングネットワークは、取引をオフチェーンで実行し、最初と最後の取引結果のみをブロックチェーンに
ブロードキャストすることで取引処理を高速化します。ライトニングネットワーク内では、取引相手同士のネット
ワークであるペイメントチャネルが張り巡らされており、直接ペイメントチャネルで繋がっていなくても間接的
に取引相手と繋がっていれば取引が可能になります。

一方で、この送金の際に特定のハブが役割を担いすぎている場合、資金移動事業を営んでいるとみなされる
可能性がある法的リスクやビットコインブロックチェーンの最大の特徴である非中央集権性が失われるリスク等
が指摘されています。ライトニング・ネットワークのようなマイクロペイメント技術は「第二層」(2nd Layer)
のプロトコルを用いて取引を処理するのでこれもマイナーの利益を減らす可能性がある。
(Rippleは昔、同様のハブ機能を持つリップルクライアントを持ち、マネーサービス業(MSB)未登録状態で
為替交換事業を行ったとして罰金を支払いリップルクライアントの提供を終了しています。ライトニングネットワークも
同じ結果になるでしょう。)

また、ライトニングのキャパシティは現在、900BTCであり大金はまだまだ送れない。そしてまだ普及率はほぼ0%です。
https://1ml.com/

●BCH,BSVが抱える問題

マイナーのブロック報酬が減り掘るのを止めてしまえばハッシュパワーは下がり通貨の価値は著しく低下しますから
ビックブロック化してトランザクション手数料を増やすのを目指したのがBCHやBSVなどのビックブロック派ですが
こちらもまだまだ問題は山積みです。BCHやBSVは別れた時からアルトコインであり、BTCとは互換性がありません。
BTCの地位を引き継ぐことができません。

そもそも、BTCやBCHをオンチェーンでブロック上限を上げてもスケールしないのです。それはそのような規模のブロック
をいちいちブロードキャストしていたら、ネットワークのキャパを超えてしまうからです。そしてノードも正常に稼働
しないのです。BTCやBCHのブロックチェーン上ではそもそもこの制約によりXRPや株式のような高頻度取引できません。
ストレステストでは6万以上のトランザクションを格納した巨大なBCHブロックの伝播は遅くなり、ネットワーク上の問題
を引き起こすのです。回線容量面でも5年〜10年以上スケールするのにかかります。

ブロックサイズを2倍に引き上げたら、ネットワークには4倍の負荷が掛かります。10倍に引き上げれば100倍です。
ネットワークのコストはデータサイズだけでなくCPU、回線容量なども考慮する必要があります。
今の技術や通信環境ではスケールが事実上難しい。物理世界の制約を無視して超えることはできないし解決できる方法が
今は無いのです。

XRPはスピード、コスト、スケーラビリティーの最低限の基準はクリアしており、ビジネスモデル創出、価値創造の面で
ボトルネックになるものはない。XRPは実用化が始まっており、通貨の存続にかかわるマイナーの損益分岐点に影響
する半減期もない。

既にBTCやBCHやBSVはもう4、5年遅れており、ライトニングネットワーク自体の運用もまだベータ版です。まだ、彼らは
完全にライトニングが動作するかわからないと言います。今後、XRPとの差は開くばかりになります。

XRPはしだいに価格は改善されていく。XRPは長期になればなるほど有利になってきます。飛躍的改善が厳しいマイニング
通貨を扱ってないでXRPに徐々に乗り移っておきましょう。satoshiは1度もBTCやブロックチェーン至上主義を提唱したこと
はないのです。
長期的に成長する通貨の安い時にポジションを確実に持っておかないと長期的に不安定なポジションに晒されることになり、
今までかけてきた時間を無駄にします。