疲れた体で会社から帰ってきてチャートを睨みつけてここだとポジれば3秒で逆にブレイクし、
怒りでモニターを叩き割った後割れたモニータの片隅でポジションを睨みつけ、膨らみゆく含み損
に絶望し、現実から離れるために近所にコンビニに行くとなんとコンビニが潰れていた。
潰れたコンビニの暗くなった眺めを見て、俺の人生が暗示されている気がして、生まれてきた時
とは違う感情のこもったつらい産声ににた奇声をあげた。でも、何も生まれなかった。握っていたスマホ
に届いた追証通知のgmailを見て、一粒の涙が溢れた。でもふかずに、頰に涙の感触を感じながら俺は
含み損を抱えた未来へと戻るために家へと歩いた。

実話な。