あんだけ酸いも甘いも噛み分けて辛酸をなめつくしてきた大人の男アシェラッドが実は少年トルフィンよりある種のロマンチストだったとかあざといな
惜しむらくはそれを表立って表す事なく、明かされたのも終盤近くで、それらを知り得るのは読者のみというね

クヌートにその可能性を見出して、賭けて、勝って、命を懸けて後を託せた分だけはアシェラッドの夢は叶ったんだろうか