――“空っぽ”という言葉は「ナノ・ハナ」の歌詞にもありましたが(“ほんとうの自分に出逢いたい 空っぽだったとしても”)、これは堀内さんにとって重要なワードなのかなと思って。
堀内 
結構重要だと思います。それこそ「こういう自分でいなくちゃ」と思い込んでいた部分を失くす意味でもあるし。
以前は「空っぽ」が怖かったから、「私はこうあるべき」っていう自分を勝手に作り上げていたけど、それがないほうが実は楽だし、「空っぽの私」が今の本当の私だと気づいたので、今はそれがお気に入りというか。

――最後に、今後どんなアーティストになっていきたいかをお聞かせください。
堀内 
それこそ現実のしがらみや「こうであるべき!」っていう部分を忘れられる、無心で楽しめる歌をうたっていきたいです。
妄想の世界に思いっきり飛び込んじゃう、音楽のディズニーランドというか、ホリウチーランドみたいな(笑)
みんなの背中に羽が生えてくるみたいな音楽を歌いたいし、ライブでも楽しいアトラクションやショーみたいな空間を作っていけたらと思います。

●リリース情報
デビューアルバム
『ナノ・ストーリー』
2021年3月10日発売

1. ナノ・ハナ
2.ヴァイオリン幻想曲
3. ねぇ星よ
4. 空っぽの私
5. ふう(instrumental)
6. 優しい人
7. ココロインク
8.Welcome to Nanoland
9.Midnight Rail
10. わあ (instrumental)
11. 菜心歌
12. ユメ日記