かつてBABYMETALはonly oneだった。
その活動で日本でも海外でも評価を高めていった。

ご存知のように日本は人口減少社会で音楽購買のパイも減少していく。
事務所は海外でも売れるようにしたい訳で、KOBAに命じたのだろう、
彼は「本場のメタル」に近づくことで応えてみせた。
セカンドアルバムは新鮮味のない在来メタル風の曲が大半。
ジャンルを超えることは禁忌になっている海外メタラーは喜び、
評価はさらに高まった。
そして、BABYMETALはonly oneでなくなった。

海外をドサ回りしてどうするのだろう。
何年もかけて下地を作ってドカンと行くつもりなのか?
BABYMETALの肝であるダンスは、楽器演奏と違って、成長・年齢の影響が甚大だ。
男性と違って、女性の身体は成長による変遷が大きく、何年も変わらずにはいられない。
下地を作っている間に、出来ることが出来なくなる。表現するものが変わってしまうのだ。
必然的に新しい表現、新しいアプローチをすることになる。
が、今のように同じ芸風でドサ回りでは水準の低下は避けられない。
KOBAは音楽マニアで音楽のことは深く理解しているのが伝わるが、女性という生物の成長と
変遷を理解したうえで作戦を考えているのか強く疑問に思う。

かつて大里会長がキャンディーズを燃え尽きさせたのと同じ轍を踏んで居るのかも知れない。
オフが長ければ解決する問題なのか、そろそろ答えが出そうだ。