Q.交換したほうが良い部品ってどこ?
A.
・サスがノーマルなら、アッパーマウントのゴム板
低走行にかかわらず、ちぎれている率が高い。
これがちぎれているのを知らずに「FDは剛性が低い」と勘違いする人が多かった。

・ラジエターキャップ2個の交換
このゴムがふやけるとエアが入りやすくなります。
本来は1年で交換推奨ですが、低走行なら2年位でも大丈夫です。

・サーモスタット交換
この中の円形ゴムパッキンが経年劣化でちぎれてきます。
その結果、オーバークールとなってエンジンに大ダメージ。
後付けの正確な水温計を付けてないとゴムがちぎれ始めたことに気付けません。
純正水温計で判断するなら一定速度走行時に針が普段よりわずかに下がっているようなら要交換。
純正水温計では、ちぎれ始めた頃の判断はできません。水温70〜100℃まで針はほとんど動きません。
FDは80℃以下になると燃焼マップが変わるので、82℃開閉の純正品を使いましょう。

・ドライブベルト交換(FD対策)
万が一切れると、ウォーターポンプが停止します。
オルタネーターも停止し電装系がダウンするのでそれが合図となります。
そのまま走行可能ではあるものの、ラジエター液が循環しなくなるので即停めないとオーバーヒートでぶっ壊れます。
猶予はせいぜい100〜200m。ニュートラルに入れて惰性で走り、即座に停車してエンジンを止めましょう。
エンジンを止めてから惰性で走ると、ステアリング激重&ブレーキが利きにくくなるので要注意。
ロータリーはエンジンが熱く、ベルトも切れやすいので切れる前に交換することが基本です。
MAZDA推奨交換目安:36ヶ月/60,000km

その他、ブッシュ類を含めてゴム類は生モノです。早めに交換しましょう。

なお、ショックの抜けや足回りのゴム類劣化は、RX-7本来の速さ・走りの楽しさを
大きくスポイルします。