新型スバル WRX S4/新プラットフォームで走り、際立つ

■2021年4月デビュー予定
バランスのよさで高い評価を受けるWRX S4が2021年4月にフルモデルチェンジする。

 搭載されるエンジンは新開発の水平対向1.8L直噴ターボ(200ps)と、270ps前後の出力が予想される2.4Lターボ。

 スバルグローバルプラットフォーム・SGPは第二段階に入り、フルインナーフレーム構造でより高いボディ剛性を実現する。

 SGP+フルインナーフレーム構造を採用する車体構造により、高いシャシー性能を実現。ハンドリングのよさは安全にも大きく寄与するという。

 さらに走り好きにとって嬉しいのは、スバル初の電子制御ダンパーだ。これは新型レヴォーグに初採用されたものだが、ダンバー内部のバルブを電動でコントロールすることで、オイルの流量を変え、ダンバーの固さを調整するもの。

 さらにスイッチ1つで、乗り心地を重視したモードから、ひとりで走りを楽しみたい時にスポーティモードにできるモードを持つ「ドライブモードセレクト」も採用する。

 アイサイトの進化はすでに伝えられているが、具体的にはステレオカメラに加えて4つのレーダーによる360度センシングを実現しており、右左折時の歩行者や自転車に対するブレーキ作動や右直衝突に対するアラートなどにも対応しているという。

 また、高精度マップ&ロケーターを採用したことで自車位置特定を可能とし、カーブ前の減速支援や渋滞時のハンズオフにも対応する。