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御存知の通りフォルクスワーゲンは「ディーゼル不正事件」によって多額の賠償金を支払う必要が出てきて、そのための資金を捻出する必要が出てきたわけですね。
そこでアウディ含むフォルクスワーゲングループは、パーツの共通化、不人気車種の廃止、プラットフォームのコストダウン等にて大きく経費を圧縮し、むしろ「ディーゼル不正事件発生前よりも健康的」に。
たとえば、アウディTTだと「2代目(8J)」は専用のオールアルミ製プラットフォームを持っていたものの
「3代目(8S)」ではフォルクスワーゲン・ゴルフと同じスチールメインの「MQB」へとグレードダウン(その割に販売価格は大きく上昇している)。

→ → TTは一例で現行車はコストダウンして大幅値上した車であるとの事(賠償金の穴埋め策)


そして、これと同じ手法がA4にも採用されると言われており
これが「執行」されるとアウディは「1000億円」程度のコスト削減を手にできる、とも言われていたわけですね。
しかし、アウディ内部にはこのコストダウンを「ヨシ」としない人々もいて(A3と同じになっしまう)
VWアウディグループの上位モデルに採用される「MLB」のプラットフォームの使用を訴えていたわけですが
ついにアウディ内部にて「これが認められた」というのが今回の報道。
なお、A4にMLBプラットフォームが使用されるからといって「アウディのコストダウン」が中止されるわけではなく
TTはやはり廃止の方向となり(代わりに別モデルが設定される可能性も)

→ → 次期モデルでプラットフォームまでのコストダウンは免れたもののコストダウン自体が中止される訳ではないとの事


A3とA5のオープンモデルは統合され(これはMQBプラットフォーム採用)
A5スポーツバックとA7スポーツバックも統合されるという方向性も濃厚。
反面、より利益の取れる高価格帯モデルを充実させ、「A9」「Q9」投入という話もあるようですね。

→ → 売上とコストの差(利益)を更に確保したいアウディは、A5など不人気車種の統廃合でコストダウンを図り、利益確保に都合の良い上位モデルを投入検討しているとの事