(1)NDの勉強・仕事・その他の活動において、細かく注意を払えないことが多く、うっかりミスが多い。
(2)NDやNDの活動に注意集中を維持できないことが多い。
(3)NDに言われたことを聴いていないように見えることが多い。
(4) しばしばNDに従えない、あるいは学業・雑用・作業場での仕事を完遂することができない(反抗のつもりとか指示を理解できないためではない)。
(5)ND作業をとりまとめるのが下手なことが多い。
(6)NDのように精神的な集中力を必要とする課題を避けたり、ひどく嫌う。
(7)NDの宿題・鉛筆・本・玩具・道具など、勉強や活動に必要な特定のものをなくすことが多い。
(8)NDからの刺激で容易に注意がそれてしまうことが多い。
(9)NDの活動で物忘れをしがちである。
ND:次の症状のうち少なくとも3項が、6ヶ月間以上持続し、その程度は不適応を起こすほどで、その子どもの発達段階と不釣り合いであること。
(1)運転中手足をモゾモゾさせたり、身体をクネクネさせることがしばしばある。
(2)ND内で、または着席しておくべき他の状況で席を離れる。
(3)おとなしくしているべき状況で、ひどく走り回ったりよじ登ったりする(青年期の者や成人ならば、落ち着かない気分がするだけだが)。
(4)遊んでいて時にNDに騒がしかったり、レジャー活動に参加できないことが多い。
(5)NDな動きすぎのパターンが特徴的で、社会的な状況や要請によっても実質的に変わることはない。
ロードスター:次の症状のうち少なくとも1項が、6ヶ月間以上持続し、その程度は不適応を起こすほどで、その子どもの発達段階と不釣り合いであること。
(1)NDが終わらないうちに、出し抜けに答えてしまうことがよくある。
(2)NDに並んで待ったり、ゲームや集団の場で順番を待てないことがよくある。
(3)NDを阻止したり邪魔することがよくある(例;他人の会話やゲームに割り込む)
(4)NDに遠慮すべきところで、不適切なほどに過剰に喋る。
NDの症状は、臨床的に明らかな苦痛をひき起こしたり、あるいは社会的・学業上・仕事面での機能障害をひき起こすほどであること。
このロードスター障害は広汎性発達障害、躁病エピソード、うつ病エピソード、または不安障害の診断基準をみたさないこと。