例えば任意保険の対人料率と対物料率を例にとると、その算出における主要要素は (1) 保険加入者数 と (2) 事故に伴う保険金支払実績金額であり、すなわち該当車の保険金支払総額を加入者数で割った数値が重要な鍵となる

そこで便宜的に加入者数を販売台数に、保険金支払総額を事故件数に置き換えると、以下の傾向があると言える

・販売台数が多ければ、保険料率は低くなる

・事故件数が多ければ、保険料率は高くなる

即ち見れば分かる通り、複数の要素がある以上はどちらの要素も直接には保険料率にリンクしないのだ

例えば、販売台数が多くても事故件数が多ければ保険料率は高めになり得るし、逆に事故件数が少なくても販売台数が少なければ保険料率は高めになり得るという事だ

しかも、当然その他にも様々な要素が絡んでいる事は言うまでもない