では、何故大トヨタ帝国はそれだけの権力を持ち得たのであろうか。
その答えがここにあります。
マークナ・カルタ。この「いろはカルタ」には、門外不出とされたハイオーナーカーのセールスマニュアルが全てまとめられている。
その一節をのぞいてみよう。

「い」 色は白 パールがともに 人気です (70系以降、この2色が大人気となり、ブームを呼ぶ)

「ろ」 ローズ色 内装色が 自慢です (同様に、70系で赤紫系の内装色の人気が炸裂する)

「は」 ハイメカの エンジン積んで お買い得 (80系でノーマルのグランデ系もDOHCに換装)

このいろはカルタによって、大トヨタ帝国はその独裁を確固たるものにしていくのであった。

さて、今日「ルネッサンスの三大発明」と呼ばれているものが、ツインカム24、ECT、TEMSの3つです。

このうち、大トヨタ帝国が独自に開発したものは、ECT、TEMSの2つです。
日産王国においては、順にDOHC、スーパートルコン、スーパーソニックサスなどと呼ばれていましたが、

後にツインカム、E−AT等、似たような呼び名に改められてしまいます。
この辺りの事情からもいかにルネッサンスの力が強力であったかが見て取れます。