マーチといえばコンパクトハッチバックカーの
代名詞のような人気車でしたが、
K13型にモデルチェンジしてから
ほとんど見かけない不人気車になってしまいました。
日本向け仕様はタイで生産されることになりました
でも、しばらくして日本のディーラー店では
マーチが入荷されなくなってしまいました。
車に問題があったわけではありません。
生産国のタイで大洪水が起こってしまい、
冠水はまぬがれたものの、部品供給が断たれて、
生産できなくなってしまったのです。
販売店ではマーチが入荷されないので
お客当然勧めることもできません。
もちろんメーカーも販売促進活動を止めてしまいました。
時を同じくして、コンパクトカーのジャンル
に革命が起こりました。
ハイブリッドカーの登場です。
ホンダからはフィットハイブリッド、トヨタからはアクアが発売されたのです。
この2台は大人気となり、コンパクトカーのジャンルに新しい風を吹き込みました。
マーチの生産が安定して日本に入り始めた頃には販売促進活動もロクにされていなかったマーチは
ハイブリッドでもないので話題に上がらず、忘れ去られた存在となってしまい、販売店にとってもいまさら感が拭えず、売りにくい車になってしまったのでした。