ゴーン容疑者逮捕 仏で“疑問の声”相次ぐ
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20181121-00000099-nnn-int

日産自動車の会長、カルロス・ゴーン容疑者の逮捕を受け、フランスでは、日本でのゴーン容疑者の扱いや日産に対する疑問の声が相次いでいる。

フランスの有力紙「フィガロ」は21日、現在、勾留されているゴーン容疑者の待遇について、「おそらく近親者との接見もままならない上、
日本語で話さなければならず、その苦痛は想像がつく」とする記事を掲載した。

また、日本の捜査については、日本に住む外国人金融関係者のコメントを紹介し、「わずかな証拠で偉大な経営者を逮捕し、その人生を台無しに
することがなぜ許されるのか」などと伝えている。

ルノーの社員からは日産の内部調査への疑問の声も上がっている。

労働総同盟・ルノー支部 ガッシュ代表「日産の報道発表の内容に疑問を抱いている。(日産の)告発の裏に他の戦略があったのではないか」

フランスメディアでは、ゴーン容疑者の高額な報酬への批判が続く一方で、事件の背景として、日産社内でのゴーン容疑者と日本側の経営陣との
間の溝を指摘する論調も目立ち始めている。