レクサス「品質+ルックス」 キャラ立ちでドイツ“御三家”にいよいよ宣戦布告
https://www.sankei.com/smp/premium/news/170421/prm1704210005-s2.html


1989年生まれのレクサスは、20世紀初頭に誕生したメルセデス・ベンツ、BMW、アウディという「ジャーマン3」と呼ばれるドイツの御三家には歴史ではどうあがいても太刀打ちできない。
長い歴史と伝統が息づくブランドに対抗しうる唯一ともいえる武器は商品力を高める以外に方法はない。

トヨタがレクサスブランドの変革にかける思いはたけだけしいが、現実的にはドイツ御三家との販売差は歴然だ。
16年のレクサスの世界販売台数は約67万8000台。
これに対し、メルセデス・ベンツは約208万4000台、BMW約200万3000台、アウディ約186万8000台と3倍前後の差をつけられている。
しかもドイツの御三家はこの先も世界での拡販に向けた施策を矢継ぎ早に打ち出している。

トヨタがレクサスで目指すブランドテーマ「お客の期待を超える驚きと感動の提供」を、売り出すモデルで手を緩めずに実践できるか。
それができなければ、御三家に次ぐ“次点”のブランドという位置づけを覆すのは難しく宣戦布告も意に介されない。