少女らに売春させたなどとして、大阪府警は7月23日、売春防止法違反容疑などで、大阪府大阪市の薬局幹部岡田延行(63)を覚せい剤取締法違反罪で起訴=と19〜16歳の少女2人を逮捕、送検したと発表した。

 岡田容疑者はアルバイト名目で集めた少女を睡眠薬や覚醒剤で意識もうろうの状態にさせて売春させていたとみられ、容疑者は「少女を薬漬けにして売春させた」と見られているが、容疑を否認している。

 府警によると、岡田は出会い系サイトで「携帯電話を装飾する簡単な仕事がある」と嘘の書き込みで少女らを募集。住之江区のホテルの部屋に呼び出したうえで、少女らに睡眠薬を入れた酒を飲ませたり、覚醒剤を勧めて吸引させるなどして、判断力を鈍らせていた。

 被害に遭った少女は約20人に上るとみられ、その中には部下の娘も居たとされる。岡田は少なくとも約1600万円を強制売春させることで売り上げたという。

 今回の岡田の逮捕、送検容疑は1〜4月、15〜20歳の少女ら3人に対し、神戸市内のホテルで、男性客を相手に無報酬で売春させたなどとしている。
府警は他にも岡田が強制性交等罪等の余罪があると見て、再逮捕する方針ととしている。